友好のたすきをつなぐ 史上最多の441チーム ブンカルノ競技場外周3キロ舞台に

 インドネシアと日本の友好を目的とした「ジャカルタ『絆』駅伝2016」(毎日新聞社、コンパス紙主催、在インドネシア日本大使館、ジャカルタ・ジャパンクラブ=JJC、じゃかるた新聞後援)が15日、中央ジャカルタのブンカルノ競技場外周の特設コースで開催される。

 「絆」駅伝は今年で3回目。前回は一般の部(4人で16キロ)と親睦の部(4人で8キロ)に分かれたが、今回は1人3キロ(4人で12キロ)に統一された。参加資格は1チーム4人の中に日本人とインドネシア人が必ず1人以上入る混合チームであることが条件。チーム数は初回190、昨年の307から441に増え、約1764人が出場する海外最大級の駅伝大会となった。スタートは午前6時半。
 第2回大会から「長命社会推進のためのチャリティー・ラン」として協賛金と参加料の一部をインドネシアの結核予防機関に寄付している。
 今回の「絆」駅伝は、日本政府が推進する「スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)」の認定事業となり、スポーツ庁の鈴木大地長官、先日JKT48の卒業を発表した仲川遥香さんもゲストランナーとして参加する。
 過去2回の大会はデンソーが連覇している。レース終了後、ブンカルノ競技場入り口で表彰式を行う。1〜6位のチームにトロフィーと副賞が贈られ、参加全チームを対象に抽選するラッキードローには13社がジャカルタ・東京往復航空券や電動歯ブラシ、スポーツウオッチなどを提供する。(市田博嗣)


「日本と世界をつなぐ」 鈴木長官が抱負

 ジャカルタ「絆」駅伝にランナーとして参加するスポーツ庁の鈴木大地長官(49)は、背泳ぎの金メダリスト。走る方は、オリンピックの聖火ランナーとして2回ほど経験しており、「スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)を通して、日本と世界の国々との交流を活発にするのが目的。私が参加することで日本政府が本気でSFTに取り組んでいる姿勢を内外に示せる。私自身、動けるうちは体で示していく」と話す。
 日本発祥の駅伝が海外で広まることについて鈴木長官は「走る、泳ぐはスポーツの基本的な動き。駅伝は走るだけでなく『つなぐこと』が基本。人と人の絆の大切さを教えてくれる素晴らしいツールだ」という。
 インドネシアも日本も大きな地震が多いことについて「地震被害国という共通点があるから絆が生まれると思うし、さらにスポーツを通じて絆が強固になれば」と話す。
 また、「アジアの国々と仲間意識を持つことは重要。アジアの中でいち早く高齢化社会が到来した日本と同じく、他の国々でも高齢化社会の波が押し寄せる可能性がある。インドネシアとはスポーツ交流を通じて、競技ばかりではなく国民の健康増進についても日本の持つノウハウをお伝えしたい」と話している。ランナーとしての心構えについて鈴木長官は「1人3キロということなので、アスリートとしてさらっと走り終えればいいなと思う。やるからには精一杯頑張っていい汗を流したい」と抱負を語った。

鈴木大地(すずき・だいち)
  1967年千葉県生まれ。競泳・背泳ぎ選手として84年ロサンゼルス、88年ソウル五輪に出場。ソウルでは男子100メートル種目で日本競泳勢16年ぶりの金メダルを獲得。順天堂大卒業後、米コロラド大の客員研究員、ハーバード大のゲストコーチなどで留学。2007年に順天堂大で医学博士号を取得し、13年に同大教授、日本水泳連盟会長に就任した。15年10月、スポーツ庁長官。


 スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT) 

 2020年の東京オリンピック・パラリンピック招致を契機に、外務省とスポーツ庁が主導し民間企業や大学、競技団体などと官民一体で推進するスポーツを通じた国際交流・貢献事業。関係機関が立ち上げた既存の取り組みや新規事業のほか、民間が登録して認定されたスポーツ事業を同年までに100カ国以上で1000万人以上を対象に実施する。

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