コンクリート球で撃退 屋根乗車に強硬作戦 国鉄  効果に疑問も

 満員電車内に入りきれず、屋根に上がる無謀な無賃乗客に悩まされてきた国鉄(KAI)は17日、西ジャワ州のブカシ―チカンペック間の線路上にゲートを設置、そこへコンクリート製の球体を吊り下げ、屋根の乗客を撃退する強硬作戦を開始した。
 球体は直径約10センチ、約3キログラム。球体は列車の屋根から25センチほどしか離れておらず、屋根上の乗客が伏せても当たる可能性は高い。
 国鉄はスプレーガンや警告板など、あの手この手で対策を講じてきたが、屋根上乗車は一向になくならず。球体作戦は試験的に導入し、効果があれば別の区間にも増設していく方針を打ち出している。
 ブカシ駅のエマン・スラエマン駅長によると、開始から3日目の19日、効果は出ており、屋根上乗車は激減したと強調。同区間では、以前から午前5時―同6時、午6時―同7時の時間帯に約200人が屋根上乗車をしていたが、すでにほぼ見られなくなったという。
 コンクリート球を使った作戦について、スラエマン駅長は「危険な方法」との認識を示しながらも「今回の作戦は、屋根上乗車をする人々に対し、構内放送やメディア上できちんと知らせている」と説明。
 しかし、すでにヘルメットをかぶって屋根上乗車をする若者が登場しているという。コンクリート球を物ともせず、無謀な乗車を続ける若者もおり、対策は不十分であるとの見方も示した。
 今回の対策について、タクシー運転手のパグスさん(49)は「屋根上乗車をする人が悪いが、死者が出る可能性のある奇策を強行する国鉄にも問題がある」と指摘。国鉄の輸送力を増強しない限り、根本的な問題は解決されないとの意見が圧倒的だ。(上松亮介、写真も)

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