3イン1解除1カ月延長 TJ600便増発、う回路も探る
ジャカルタ特別州で5日から13日まで実施された渋滞緩和策「3イン1」の規制解除について、同州運輸局と警視庁交通管理センターは14日、解除期間を5月14日まで1カ月間延長することを決めた。
普段車を使わない人が、規制解除に過敏に反応して渋滞が増えたのか、長期間の解除で見定める。最適なう回路を見つけ出し、バスなど公共交通の拡大への道も模索する。
渋滞緩和のため、首都圏専用バス、トランスジャカルタ(TJ)600便が期間中、増便される予定。
アンドリ・ヤンシャ運輸局長は「1週間では詳細な情報を得られなかった」と延長の理由を説明した。警視庁交通局のリシャプディン・ヌルシン局長は「(結果を見ると)規制は残すべき」と提案している。
7日間の試験結果で、渋滞が最も深刻だったのはスマンギ交差点だった。またスナヤン・ロータリー(青年の像)からスマンギ交差点を通ってガトット・スブロト通りに入るまでに約26分かかり、平均時速は約18キロだった。車両数は15〜20%、最大で65%増加した。
規制解除地域はこれまで同様、南ジャカルタ・ブロックMから北へ伸びるシシンガマンガラジャ通り▽スディルマン通り▽タムリン通り▽メダン・ムルデカ・バラット通り▽高速道路を除くガトット・スブロト通りの一部――の5カ所。規制時間は、午前7時〜同10時と午後4時半〜同7時。(中島昭浩、写真も)