テーマは「奇跡と愛」 縁日祭 来月14、15日開催

 ことしも縁日祭の季節がやってくる――。南ジャカルタ・ブロックMで来月14、15の両日、民間有志の草の根交流イベント「リトル東京ブロックM縁日祭」が開催される。テーマは「MIRACLE―Power of Love(奇跡―愛の力)」。ことしで開催7回目に上ることに感謝の気持ちを込めた。ボランティアの費用を捻出するため、ネット上で支援資金を募る「クラウドファンディング」にプロジェクト登録し、協力を呼びかけている。スミットマスビルの国際交流基金ホールで2日にあった記者会見で発表された。 

 ことしの縁日祭は、主催がブロックMエステート、後援が在インドネシア日本大使館、メーンスポンサーがJCBとラーメン38。
 記者会見では、縁日祭実行委員長の竹谷大世さんのあいさつから始まり、イベント概要を説明し、昨年の祭の模様を描いたドキュメンタリー映画も上映した。
 ことしのテーマについては「毎年、けが人や大きな事故もなく開催し続けてこられたことが奇跡的だと感じました。縁日祭はたくさんの人たちの愛で支えられているというメッセージも込めました」と説明した。
 例年と同じくメーンとポップカルチャーそれぞれのステージで、日本やインドネシアで活躍するアーティストたちのライブ、恒例のコスプレやカラオケ大会も開く。

■掃除コンテストも
 歌手の加藤ひろあきさん(よしもとクレアティブ・インドネシア)や日本から津軽三味線奏者の伊藤圭佑さん、和太鼓奏者の小川大介さんらが出演予定。路上では神輿(みこし)の練り歩きや阿波踊り、花魁(おいらん)道中などを展開する。
 初日夕方のプログラムでは、ジャカルタお掃除クラブ(JOC)による新企画「お掃除コンテスト」を実施。1チーム3〜4人で会場内のごみを集め、その積極性や集めたごみの量、重さを競い合うもの。成績優秀チームには食事券などが贈られる。ほかにも「アニソンダンス」などが企画されている。

■ブースほぼ定員に
 約200あるブースの出展者は、現時点でほぼ決定。竹谷さんは「昨年までと比べ、日本からのブース出展者が明らかに増えました」と、日本での認知度が高まってきていると手応えを感じている。

■期限1カ月切る
 今回新たな取り組みの「クラウドファンディング」については、祭期間中に参加約2千人が見込まれるボランティアスタッフのための食事・交通費を運営側が負担したい方針。ほかの資金源から捻出する余裕がなく、クラウドファンディングに先月10日、縁日祭をプロジェクト登録。目標金額は100万円、今月2日までに支援申し出は28人、20万円に上っている。
 プロジェクト成立期限は今月30日で、1カ月を切った。竹谷さんは「日本に帰国した方やインドネシアにゆかりのある方、駐在している方が1人あたり千円でもいいんです。縁日祭を懐かしいなとか、頑張ってという意味で協力してくれたらうれしい」と支援を呼びかけている。
 専用ウェブページはhttps://readyfor.jp/projects/6827。
 縁日祭は2010年から、日本料理店が立ち並ぶブロックM地区の活性化と環境整備を目的にスタート。昨年は2日間で25万人超の来場数を記録した。(山本康行、写真も)

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