生活情報を無料で ハンドブック 3万部を配布 ライフネシアが発刊 カラー348ページ 情報幅広く掲載
無料週刊情報誌「ライフネシア」から、無料ガイドブック「ジャカルタ駐在生活ハンドブック2016年版」が発刊された。手軽に持ち運べるA5サイズ。写真やイラストをふんだんに取り入れ、見やすさを追求した全編カラーの348ページ。年間3万部を配布する。毎春、改訂版を出す予定。新たに駐在する人と在住者向けに、インドネシアの基本情報から、ビジネスシーン、習い事まで実生活に必要な幅広い情報を1冊にまとめた。
ライフネシア創刊者の三好辰也さん(32)は、13年に来イした。店舗や企業の情報を探す時にいろいろな媒体を入手しなくてはならず、広範な情報を一つにまとめたガイドブックが欲しいと感じていた。15年11月から制作に取りかかり、スタッフ3人で約4カ月で作り上げた。「今後もずっと無料。初めて駐在する人の不安を和らげ、在住の人には新しい選択肢を提案していきたい。家族や友人、出張者向けに何冊も手にとっていただければ幸い」と話している。
ガイドブックは交通や住居、教育・習い事など14項目で構成。ビジネスの項目には、現地法人設立手順や現地人の就労条件などを説明。日本人学校への入学やインターナショナルスクールについても記載している。在住者の声を参考にレストランやバー、モール、メードの探し方などにも触れた。
21日に計3千部を各地に設置。27日までに約2千部が配布された。4月以降はシンガポールでの配布も計画しており、日本では有料販売する予定。秋には、情報更新した改訂版発刊も考えている。
設置場所は、南ジャカルタのスミットマス2ビル、中央ジャカルタのセントラルスナヤン、ミッドプラザのフォルティス社受付カウンター、スカイラインビルのジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)、日本食スーパー・パパイヤの6店舗、西ジャワ州ブカシ県南チカランの東ジャカルタ工業団地(EJIP)、カラワン工業団地(KIIC)の管理棟、西チカランのMM2100サービスアパートメントなど計13カ所。
南ジャカルタのパパイヤ・ブロックM店で買い物中に手に取っていた50代の主婦は「今後も無料で便利であれば、新しく赴任する人たちにあげたい」と話した。(中島昭浩、写真も)