洪水で非常事態宣言 リアウ州の3県4万世帯

 スマトラ島中部のリアウ州政府は11日、雨期の激しい降雨による洪水被害が拡大しているカンパル、ロカンフル、クアンタン・シンギンギの3県で非常事態宣言を出した。州政府は5億ルピアを州災害対策局(BPBD)に割り当て、カンパル、ロカンフル両県の住民に向け、支援物資の調達や救難対策を進めている。

 3県はいずれも内陸部にあり、最も被害が深刻なカンパル県ではカンパル川が決壊し、12ある郡の住民ら2万6614世帯(13万3070人)が洪水被害に遭っている。11日には住宅5千棟で平均1・7メートルの浸水を記録。ルンビオジャヤ郡アラム・パンジャン村とカンパル郡ラナ村で計2人が溺死した。
 ロカンフル県では3272世帯(1万1438人)が、クアンタン・シンギンギでは1万652世帯が、洪水被害に遭い、計約4万世帯に影響が出ている。
 西スマトラ州では8日から降雨が続き、洪水被害が報告された。ダルマスラヤ県コタバル郡では、2メートルの浸水被害があり、住民5千人が食料などの物資や医療設備を求めているという。
 また、西カリマンタン州サンバス県サンバス郡ルブック・ダガン村では11日、降雨の影響で村を流れるトゥブラウ川が氾濫し265世帯(約1600人)が最大で1・5メートル浸水した。
 12日には、中部ジャワ州カドゥス県や東ジャワ州シドアルジョ県など、全国各地で洪水が発生した。(山本康行)

社会 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

クナパくんとブギニ先生NEW

私のじゃかるた時代NEW

編集長の1枚NEW

キャッチアイ おすすめニュースNEW

インドネシア企業名鑑NEW

事例で学ぶ 経営の危機管理

注目ニュース

マサシッ⁉

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

有料版PDF

修郎先生の事件簿

メラプティ

子育て相談

これで納得税務相談

おすすめ観光情報

為替経済Weekly