バス3路線を新設 デポック 26年完成目指す
西ジャワ州デポック市運輸局は、市内にバス3路線を新設することを明らかにした。市内を循環する第1路線と、南北に走る第2路線、東西に走る第3路線。構想は2011年からあったが、ようやく事業計画がまとまった。
同運輸局は、ジャカルタ特別州と州営トランスポルタシ・ジャカルタ(TJ)が取り組む首都圏専用路線バス「トランスジャカルタ」のように、市民が手頃な運賃で乗ることができる公共交通機関を目指している。
同運輸局によると、30人乗りで小回りの効くバスを使用する。新設3路線のための専用レーンは作らず、既存の道路で運行する計画だ。
海外留学生が多いインドネシア大学やバスターミナル、駅、高速道路などへのアクセスが容易になるほか、慢性化している渋滞を緩和することが期待される。26年までに完成させる。
第1路線はジャティジャジャル通り(デポック市タポス)〜トルイスカンダル通り(同市スクマジャヤ)
〜デポックターミナル〜ジュアンダ通り〜ラヤボゴール通りから元に戻る循環路線。第2路線はラヤマルゴンダ通り〜インドネシア大学〜ジュアンダ通り〜デポックターミナルを予定。第3路線はデポック〜サワンガン〜パルン(西ジャワ州ボゴール)と市外へ伸びる。今後は運営会社や運賃の設定など、詳細計画を詰めていくとしている。(山本康行)