東南アジア最大級の噴水 プルワカルタにオープン
西ジャワ州プルワカルタ県のシトゥ・ブレッド公園にある噴水「スリ・バドゥガ」が、東南アジア最大級の噴水ショーを楽しめる観光地として話題を呼んでいる。
一般公開が16日に始まり、毎週土曜の夜に無料で噴水ショーを実施する。
プルワカルタ県のデディ・ムルヤディ知事によると、スリ・バドゥガ噴水をメーンに2013〜16年で工期を三つに分け、同公園の開発・改良を進めてきた。昨年1年間は噴水の工事のため公園は閉鎖されていた。最終的には5ヘクタール規模の噴水を完成させる予定で、現在は3工期のうち第2工期を終えて9割が完成し、9日には関係者向けに噴水ショーを公開した。
ショーでは色とりどりのライトに照らされた噴水が音楽に合わせて舞うだけでなく、噴水のしぶきをスクリーンに見立てて利用し、同州にかつて栄えたスンダ民族のパジャジャラン王国のシリワンギ王の姿などを映し出す。
デディ知事は「(巨大噴水で有名な)シンガポールへ行かなくてもプルワカルタで東南アジア最大規模の噴水ショーを楽しむことができ、観光客誘致につながる」と意気込みを語った。(毛利春香)