電子図書館が拡大中 スマホのアプリで読書
アプリ開発のアクサラマヤ(南ジャカルタ)は25日、ジャカルタ特別州の市民向けに公開している電子図書館アプリを他の10の州でも使えるよう、新たに開発することを明らかにした。
同社はことし10月、スマートフォンのアンドロイドやiOS向けに電子図書館アプリ「iジャカルタ」を作製、市民向けに無料で公開した。
ジャカルタ特別州の国立公文書館の協力で書籍をデータ化し、利用者はアプリで書籍をダウンロード、7日間、閲覧できる。現在ダウンロードできるのは宗教本や子どもの学習参考書、写真集、外国語など約5千冊だが、サービス開始から2カ月間で、アプリそのもののダウンロード数は5千を超えたという。
パソコンでもメールアドレスを登録すると、無料でアプリのダウンロードができる。
ジャカルタ特別州は市民の読書への意識向上を目的にサービスを提供している。今後は、中部ジャワや西ジャワ、バリなど国内10の州で展開する予定で、各地の国立公文書館と協力するという。
公式ホームページは「iジャカルタ」(http://ijakarta.id)。(山本康行)