日本8種目で金 U21空手道選手権で世界一 インドネシアも初メダル

 12日からバンテン州南タンゲラン市のインドネシア・コンベンション・エキシビション(ICE)で行われていた第9回世界ジュニア・カデット・アンダー21空手道選手権大会は15日、U21の4種目を行い、女子組手68キロ超級で帝京大学3年の川村菜摘選手が優勝、閉幕した。日本はこの大会で35種目中8選手が金メダルを獲得し、国別で1位。これまでメダルのなかった地元インドネシアも金四つを取り、国別4位と大健闘した。 

 川村選手の決勝の相手は2年前にスペイン大会決勝で敗れたスイスの選手。「今回は勝つことができてうれしい。東京五輪ではこの優勝をバネにして金メダルを取りたい」と話していた。
 日本勢の残る7人の優勝者は、田野恵都選手(カデット女子形)▽田中透也選手(カデット男子形)▽宇海水稀選手(ジュニア女子形)▽古川かれん選手(U21女子形)▽池澤海選手(カデット男子組手57キロ以下級)▽吉村涼句選手(ジュニア女子組手48キロ以下級)▽小崎友碁選手(ジュニア男子組手61キロ以下級)。
 日本は前大会、金メダル数ではエジプトに次ぐ2位だったが、今回は世界一の座を取り戻した。インドネシアはこれまでメダルには届かなかったが、今大会は地元開催とあって応援団がドラムとともに大声援を送り、いきなり金メダル四つを取る「歴史的な大会」となった。
 栗原茂夫・全日本空手道連盟副会長は「世界的に見て、各国の実力は上がっており、今回は主催国のインドネシアが素晴らしい試合をし、感動した。東京オリンピックで正式種目になるかどうかは、来年のリオ五輪で決まるが、今後も努力したい」と大会を振り返った。(市田博嗣、写真も)

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