イ代表が初優勝 世界一日本の歌がうまい外国人

 世界一日本の歌がうまい外国人を決める日本テレビ系の番組「のどじまんTHEワールド! 2015秋」に出場したパジャジャラン大学(西ジャワ州バンドン)3年、ファティマ・ザハラトゥンニサさん(20)がインドネシア代表として初優勝した。

 番組は2011年からスタートし、今回で13回目。今回はチリやイタリアなど9カ国12組が出場した。予選で「Good―bye days」(YUIfor雨音薫)を歌い、決勝に駒を進めた。
 決勝は5人の審査員(各100点)に加え、観客審査員100人が1点ずつの持ち点で、ファイナリスト5組をジャッジ。ファティマさんはいきものがかりの「ブルーバード」を披露。600点満点で590点を獲得し優勝に輝いた。
 今回、初めて審査員として参加した小室哲哉さんは「『デビューさせたい!』という気分になってしまう」と言い、大会委員長のテリー伊藤さんは「レベルが上がってます」と大会を総括した。番組放送開始から4年間で世界43カ国・地域から2万人の応募があった。番組ホームページ(www.ntv.co.jp/nodo/)では外国人参加者を募っている。
■亡き父に捧げる栄冠
 ファティマさんが歌を歌い始めたのは高校時代、仲間とバンドを組んだことから。高校2年の時は東京で開かれた日本語弁論大会にインドネシア代表で出場。その後、パジャジャラン大学文化学部日本語学科に入学した。大会1カ月前から練習を積んだ。ことし6月、心臓の病気で他界した父、イマン・ブディマンさん(52)への思いも歌に乗せた。優勝決定の瞬間は「夢のようだった」。
 これまで同番組では、米国出身のクリス・ハートさんらがメジャーデビュー。ハートさんは、NHK紅白歌合戦出場も果たすなど日本の音楽シーンで活躍中だ。ファティマさんは「将来は日本で歌手活動をしたい。日本語の教師や日本の大学院に入学することも夢」と語った。(山本康行)

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