州庁舎を一般公開 きょうから毎週末
ジャカルタ特別州政府は12日から、毎週末の土曜と日曜に中央ジャカルタにある州庁舎を一般公開する。州庁舎にはオランダ統治時代の歴史的建造物などがあり観光客や市民をターゲットに観光資源としてアピールする狙いだ。
見学のツアーは無料で事前登録は不要。ガイドが引率しながら、知事室などがある歴史的建造物のシティーホールやジャカルタ・スマートシティー計画の展示室などを見学できる。
観光客を引き付ける計画もあり、公開中はコンサートやファッションショーが開かれる。州庁舎敷地内にはカキリマ(屋台)が軒を連ねており、飲食を楽しむこともできる。屋台利用は現金ではなく、バウチャー(引き換え券)を配布する。
アホック知事は「観光客は楽しみながら見学することが可能だ。ぜひ足を運んで欲しい」と呼び掛け、一般公開について「今回は試験的な意味合いがある」と語り、好評だった場合は継続する可能性を示した。
庁舎内の一般公開は午前10時から午後5時まで。敷地内の広場は午前10時から午後8時まで開放される。車での来庁者は近くの独立記念塔(モナス)や庁舎の地下駐車場を利用できる。(小塩航大)