落語はなぜおもしろい? 寺田倉庫・松竹子会社が協力 プルサダ大学で講義

 美術品や映像・音楽コンテンツなどの保管を手がける寺田倉庫(本社・東京)と松竹サービスネットワーク社が協力し、東ジャカルタのダルマプルサダ大学で17日、落語の授業を開いた。日本語学科の学生を中心に約80人が受講した。
 松竹サービスネットワークの川又裕一取締役が「なぜ落語はおもしろいのか」をテーマに日本特有の「間」や「見立て」を枯山水や茶道、水墨画、俳句などの伝統的な日本文化の事例を挙げて説明した。
 砂を水、石を島や山に見立て水のない所に池を作る枯山水や、奥行きを表現する水墨画の余白部分などを紹介。落語も同様に、しぐさや語りの中に「間」や「見立て」を取り入れていると説明した。「扇子と手ぬぐいだけを使い、和装で一人で話す落語に派手さはない。落語がここまでシンプルなのは、見る人の想像力をできる限り引き出そうとしているからで、そこにおもしろさがある」と学生らに伝えた。
 上方落語家の桂三四郎さんが13日〜15日にジャカルタで開いた落語会も映像で紹介。学生らは大いに笑い、英語落語では最後に拍手が起きた。川又さんは「笑いは万国共通だと思うし、中でもシンプルな芸である落語は言葉や動作で表現し、相手の心に届きやすい」と話した。
 同大の文学部ハルゴ・サプタジ日本語学科長は「アニメや漫画などのポップ・カルチャーはインドネシアの若者を中心に人気があるが、日本の伝統的な文化や芸能はまだ知られていない。落語は見ていて楽しくおもしろいので、とっつきやすく、素晴らしい文化だ」と話した。(毛利春香、写真も)

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