各競技、熱戦繰り広げる 親睦が第一 3都市親善スポーツ大会

 第13回3都市親善スポーツ大会は6日、各競技がバリ島各地で開催された。今年はサッカーでスラバヤが初優勝したほか、ゴルフで8年ぶりにバリが優勝するなど、各競技で熱戦が繰り広げられた。

■スラバヤが初の快挙 サッカー
 バリ州ジンバランのヨガ・プルカンティ・グランドで3チーム総当たり戦を行なった。
 初戦、ジャカルタは4―1でバリを下す。2戦目スラバヤは2―1で、ジャカルタに逆転勝ち。最終戦のバリ対スラバヤは0―0で引き分けとなり、スラバヤが大会開始以来初優勝の快挙を成し遂げた。
 スラバヤの石田明生監督は「総合力では明らかにジャカルタが上。チームワークの勝利」と誇った。

■ジャカルタが13連覇 テニス
 ヌサドゥアのニッコーリゾートスパ内テニスコートで行われ、昨年に続きジャカルタが12勝で優勝、13連覇を果たした。
 ジャカルタのMVPに選ばれた松浦佳月さんは「(他チームが)毎年力をつけてきている。今回は13連覇を果たせたが、来年はどうなるか」とプレッシャーとの葛藤を語った。
 スラバヤのMVP船戸實さんは「素直にうれしい。今年は6勝を目指していた」と毎週日曜3時間の練習を1年間続けた成果が報われたと笑顔を見せた。

■ジャカルタが完全試合 ソフトボール
 ジンバランのポリテクニックヌグリ・バリタイガース球場で開催された。総当たり戦でジャカルタが2勝し、7連覇を果たした。
 ジャカルタ代表のアストラBは初戦スラバヤ戦の最終回7回裏、3対2から同点ホームランとサヨナラヒットで逆転勝利を収めた。 その後もバリ戦で一塁を踏ませない完全試合を成し遂げ優勝をつかんだ。バリの宇都克興監督は「気長にやっていきたい」と楽んでプレーできたことに満足した表情を浮かべた。

■バリ8大会ぶり優勝 ゴルフ
 ジンバランのニュークタゴルフクラブで行われ、バリが8大会ぶりに団体戦優勝を手にした。
 バリチームキャプテンの山田高弘さんは「たくさんの本当の笑顔が見られた。もっと交流の機会を増やしたい」と話し、楽しんでプレーできたことが結果につながったと目尻を下げた。
 ジャカルタの河内俊夫監督は「親睦を深めることが一番」としながらも「バリの風は難しい」と感想を述べた。スラバヤの原田聡監督は「2年ぶり王座の道は遠かった」と話した。
 また、初出場の西修平さんは「頑張って練習します」と元気に答えた。

■「来年は3都市で」 バドミントン
 デンパサールのチャハヤスポーツクラブで行なわれた。今年はスラバヤが不参加のため、ジャカルタ、バリの一騎打ちとなった。団体戦では7戦中、ジャカルタが6勝、バリが1勝でジャカルタが勝った。
 ジャカルタの代表を務める高田直宏さんは「6連覇できてうれしい。ただ、スラバヤが参加できなかったことが残念。来年は3都市全チームでスポーツ大会を迎えたい」と語った。(佐藤拓也、中島昭浩、写真も)

■3都市スポーツ大会の記録
☆サッカー
【総合順位】
1位 スラバヤ(1勝1分)
2位 ジャカルタ(1勝1敗)
3位 バリ(1敗1分)

【MVP】
ジャカルタ 渡辺洋輔
バリ 真船圭右
スラバヤ 細沢尚矢

☆テニス
【総合順位】
1位 ジャカルタ(12勝6敗)
2位 バリ(9勝9敗)
3位 スラバヤ(6勝12敗)

【MVP】
バリ まき/とおる
ジャカルタ 松浦佳月/戸堀勝廣
スラバヤ 吉田昌世/船戸實

☆ソフトボール
【総合順位】
1位 ジャカルタ(2勝)
2位 バリ(1勝1敗)
3位 スラバヤ(2敗)

【MVP】
ジャカルタ 竹島隆夫
バリ 大石真弘
スラバヤ 応援団のみなさん(代表:安宅知恵子)

☆ゴルフ
【団体戦】(上位5人のグロス合計)
1位 バリ(409)
2位 ジャカルタ(433)
3位 スラバヤ(439)

【グロス】
1位 三鴨裕二(78、バリ)
2位 八木徹(79、ジャカルタ)

【ネット】
1位 藤原靖彦(バリ)

☆バドミントン
【団体戦】
1位 ジャカルタ(6勝1敗)
2位 バリ(1勝6敗)

【個人戦】
▼男子A
1位 クトゥ・野口組
▼男子B
1位 ボブ・鍋山組
▼女子
1位 米岡・駒谷組
【MVP】
ジャカルタ 高田直宏
バリ 谷山実奈

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