JJCソフト前期大会開幕 初戦からコールドゲームも
ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)ソフトボール部の2015年度前期大会が7日、開幕した。会場となる西ジャワ州スントゥールのJJCスポーツ・コミュニティー・グラウンドには、大会初日から炎天下のグラウンドに駆け付けた家族が応援するなか、白熱した5試合が行われた。
今期は29チームが参加、各チームが実力別にリーグに分かれ、勝敗を競う。対戦成績によって昇格や降格が決まる。同リーグは2013年度後期大会から、チーム数の増加などの理由で4部リーグ制になった。今期は、3部と4部優勝チームの自動昇格がなくなり、入れ替え戦を行う暫定措置を取った。
1部リーグ1回戦は、住友と2部から昇格した三井の1試合で、住友が圧勝した。
2部リーグ初戦は丸紅がパラダイスと対戦した。初回から猛攻をしかける丸紅は毎回選手を塁に出して得点を重ね、5回コールドで勝利を収めた。千速晴康監督は「若い人が頑張ってくれた」と選手の労をねぎらった。パラダイスの北川幸司郎監督は「選手がそろわなかった」と敗因を分析したが、久しぶりの試合を楽しんだ様子。ヒーローズはジュピターズの人数不足で不戦勝となった。
4部リーグの初戦、B―ダスはエンバシーとの打撃戦を制し1勝目を挙げた。Bダスの加治家将人監督は「打線がつながった」と勝因を分析、率直にうれしいと感想を述べた。大林組はジャカルタ日本人学校(JJS)に大勝した。
試合後に恒例に従い、出場チームはそれぞれの対戦相手チームの健闘をたたえ、円陣を組んで相手チーム名を織り交ぜたエールを掛け合った。
14日は、3部リーグの1回戦と1、2、4部リーグ2回戦を開催する。
3部では、14年度後期大会4部リーグで優勝し昇格したバッカスがライガースと対戦。またJICAがオールスターズと戦う。
1部は、伊藤忠とJ'sプロ、JETSと住友の2試合。
2部はCOLTと双日、帝人と丸紅、東急RINGSとパラダイスの3試合。4部はおやじヤンキースと大日本が対戦する。(中島昭浩、写真も)