桃田が日本人初の栄冠 橋本は準優勝 バドミントンOP

 バドミントンの国際大会、BCAインドネシア・オープンは7日、決勝が行われ、男子シングルスの桃田賢斗選手(NTT東日本)がヤン・ヨルゲンセン選手(デンマーク)を破り優勝した。世界バドミントン連盟(BWF)主催の「スーパーシリーズ」の「プレミア」5大会で日本人の優勝は初めて。
 ヨルゲンセン選手は世界ランク2位で昨年のインドネシア・オープン王者。桃田選手は第1セットは落としたが、逆転勝ちした。
 インドネシア・オープンで日本人が優勝するのも初めて。スーパーシリーズは五輪や世界選手権に次ぐ世界最高クラスの大会。
 女子シングルスでは橋本由衣選手(NTT東日本)がラチャノック・インタノン選手(タイ)に敗退し準優勝。インドネシア勢は女子ダブルスのグレイシア・ポリー、クリシンダ・マヘスワリ組が中国ペアに敗北。混合ダブルスは中国、男子ダブルスは韓国がそれぞれ優勝した。
■桃田、観客を味方に
 当初ヨルゲンセン選手寄りだった会場を味方に付け、日本人として初めてインドネシアの大舞台で栄冠を勝ち取った。試合後の記者会見で「世界選手権(ジャカルタ・8月)でも自分のことを覚えてくれていたら応援してほしい」と呼びかけた。
 第1セットを16―21で取られた第2セット、序盤に10―5までリードを奪うも一気に逆転され、10―13まで離された。しかし格上に食らいつく姿を見て会場は一気に桃田選手寄りになり、21―19で競り勝った。
 第3セットは相手を寄せ付けず、強気に得意のネットプレーを決め、21―7で圧勝した。
 5月下旬のオーストラリアオープンからの連戦に加え、今大会は5試合中4試合が最終セットまでもつれ込むタフな試合が続き、疲労が蓄積するなかの逆転勝利。「格上のリー・チョンウェイ(マレーシア)やリン・ダン(中国)、チェン・ロン(同)には勝ったことがない。勝てるように頑張りたい」。まだ20歳の期待の星は次を見据えている。(堀之内健史、写真も)

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