1200人で1万本植樹 環境整備で地域と調和 イオンモールBSD
総合小売グループのイオンとイオンモールは19日、バンテン州南タンゲランのブミ・スルポン・ダマイ(BSD)シティ内に5月30日にオープンするインドネシア第1号店「イオンモールBSD CITY」の敷地内で、植樹祭を開いた。
シティ・ヌルバヤ観光林業相やバンテン州のラノ・カルノ副知事、イオンの岡崎双一専務執行役、イオンモールの吉田昭夫社長らが出席。イオンモール関係者や現地の学校に通う子どもたちなど約1200人が参加し、建設中のモールの周囲を囲むようにランブータンやマンゴー、サガなどインドネシアに自生する樹木22種類の苗木1万本を植樹した。
式典で吉田社長は「地域の方々と積極的に調和を図り、皆さんが快適に過ごせるよう、これからも環境の整備を進める。新たにできるモールでは大切な家族や仲間と過ごせる特別な空間・時間を提供したい。ぜひお楽しみにお待ちください」とあいさつした。
シティ観光林業相は「企業は利益だけでなく、自然を守りながら暮らしの質をどう向上させるかを考えてほしい。また将来を担う子どもたちは、植樹活動から自然の大切さを学ぶことができ、インドネシアでの活動に感謝している」と話した。
同社は2011年からインドネシアで植樹活動を続けており、今回が4回目。これまでに海辺近くの沼地などに6万3千本のマングローブを植えてきた。世界ではこれまでに100万人が参加、1千万本の木を植えた。(毛利春香、写真も)