「モルディブを目指せ」 プラウスリブ観光開発 アホック知事初の現地視察

 ジャカルタ特別州のアホック知事は7日、同州北部に点在する島々で構成されるプラウスリブ県を訪れ、トリ・ジョコ・スリ・マルギアント県知事ら県関係者と会談、同県の国際観光地化に向けた方策を話し合った。アホック知事が同県を訪れるのは知事就任後初めて。地元紙が報じた。

 アホック知事は来年の予算編成に向け、同県知事や職員、村長のほかNGO関係者らと意見を交換した。このなかで、アホック知事は同県を「モルディブのようにしたい」と語り、インド洋に浮かぶリゾート地を例に挙げて国際観光地化への意気込みを語った。
 知事は交通網の整備や電力の安定供給、海産物の地産地消を課題として指摘。現在、同県へのアクセスは北ジャカルタ・アンチョールやムアラアンケ、バンテン州タンゲランなどで発着する連絡船に限定されている。利便性の向上を図り、行楽シーズンの需要増にも対応できるようにすべきと話した。
 また、国営電力PLNによる電力網整備の遅れに不満を示し、電力が安定的に供給されれば、逆浸透膜を利用した海水の淡水化も可能で、生活用水の確保につながると期待した。
 さらに島の人口や観光客数の増加を見越して魚の養殖など地域での食料確保の必要があるとした。
 マルギアント県知事によると、昨年1年間に同県を訪れた国内外の観光客数は約300万人で13年の約150万人から倍増した。今年も増加を期待できるという。
 県知事は意見交換のなかで、連絡船の増強を課題に挙げた。16年までに具体的な対策をまとめ、州政府に提案したい考え。また、県内の11島に無料Wi―Fiを整備するなど市部と同水準のインターネット環境を求めた。

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