日イの子ども 一緒にプレー JJSでサッカー教室 大宮アルディージャ

 サッカーJリーグの大宮アルディージャはJCBとの共催で15日、バンテン州南タンゲラン市にあるジャカルタ日本人学校(JJS)でサッカー教室を開催した。日イ両国の子ども約120人が参加し、大宮のプロコーチから指導を受けた。
  
 サッカー教室は6〜8歳の部、9〜12歳の部、JJSのサッカー部対象の3回に分けて開催。大宮の育成普及本部U―12コーチの西村陽毅さん(27)らが指導にあたった。
 「2人組を作って、交代しながら相手の股にボールを通して」。西村さんが子どもたちに声をかける。子どもたちは、西村さんが実践するプレーを見本に練習に取り組んだ。
 今回のサッカー教室では「周りを観察しながらプレーすること」、「ドリブルの際に大事なこと」など基礎を指導。サッカー未経験の子どももいたが、丁寧な指導に耳を声を傾けていた。
 雨で一時中断したが、即席の質問会を開催。子どもたちは、ここぞとばかりに元プロ選手である西村さんに「どうやったらプロになれますか」などと質問を投げかけた。
 今回のサッカー教室には、日本人だけでなく、インドネシア人の子どもたちも参加。JCBの現地法人、JCBインターナショナル・インドネシアが、同社や提携先の従業員の子どもに参加を呼びかけた。
 普段は、インドネシア人の同世代と触れ合うことが少ない日本人の子どもたち。参加後には「サッカーも面白かったけど、インドネシア人の友達が出来たのがうれしかった」という声も聞かれた。
 西村さんは今回のサッカー教室に志願した。普段は埼玉県内を中心に小学生以下の子どもたちの指導にあたる。「言葉が通じないので指導は難しい場面もあったが、サッカーを通じて触れ合うことができた。サッカーは面白い。それを子どもたちに届けられたと思う」と感想を語った。
 大宮は17日にはバリ島でもサッカー教室を開催する。(藤本迅、写真も)

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