初めての新年会開催 家族連れら120人満喫 バンドンジャパンクラブ
バンドン・ジャパンクラブ(BJC)は24日、西ジャワ州バンドンのスティアブディ通りにある会員制クラブ「エルドラド」で新年会を開いた。BJCは毎年、年末に「年忘れ会」を開いていたが、12月は他のイベントが多いため今年初めて新年会を開催した。
平川征二郎元会長や在インドネシア日本大使館の河内俊夫領事部長、バンドン日本人学校(BJS)の佐藤邦壽(くにひさ)校長や会員とその家族など約120人が参加した。幕開けは北村紫文(しもん)さん(14)が作曲した「東京ベイイリュージョン」をエレクトーンで演奏。さらに歌や踊り、ビンゴ大会を楽しみながら新年を祝い、交流を深めた。
平田博成副会長は「バンドン・ジャパンクラブの会員は少ないが、一人一人の支援、協力が大きな力になっている。この集いを存分に満喫し、より活発で有意義な会になるよう盛り上げていただきたい」とあいさつし、平川元会長が乾杯の音頭をとった。
初めにBJSの生徒と教員が「南の島のハメハメハ大王」を踊り、竹製楽器アンクルンで「ふるさと」を演奏、出席者と全員で合唱した。
続いてスンダの舞踊教室「サンガール・プトゥリ・アユ」の子どもたちが、小編成のガムランとスンダ歌謡を伴奏に踊る「ジャイポンガン」を披露。参加者は華やかな衣装の優雅な踊りに見入った。
恒例のビンゴゲームとじゃんけん大会で盛り上がり、最後は東日本大震災のチャリティーソング「花は咲く」と映画アナと雪の女王「レット・イット・ゴー」を全員で合唱した。会場からアンコールの声があがり、会員や子どもらが舞台前に集まり「レット・イット・ゴー」をもう一度歌った。
最後は水谷由秀副会長が「インドネシアで日々安心して生活できるのはここにいる皆様の努力のたまもの。今年も良き一年になるよう心から祈願する」と話し、三本締めで幕を閉じた。(毛利春香、写真も)