餅つき会で交流深める バンドン日本人学校で開催 児童・生徒ら100人が参加

 バンドン日本人学校(BJS、西ジャワ州)は7日、年末恒例の餅つき会を開いた。全児童・生徒20人とバンドン・ジャパンクラブ(BJC)の村井淳一会長ら関係者と保護者約80人が参加した。 
 同校のPTAが主催し、保護者が中心となって前日からもち米を水に浸すなど準備を進めた。昨年まで使用していた木製の臼が壊れていたため、今年は新たに石臼を用意した。
 当日は幼稚部と小学部低中学年の園児・児童らが雑煮の準備のため、大人たちに教わりながら大根やニンジンなどの野菜を慣れない手つきで切った。小学部高学年と中学部は、もち米を蒸したり、臼を洗った。
 もち米が蒸しあがると臼に入れ、餅つきが始まった。「よいしょ」の掛け声が響く中、参加者全員が順番に力いっぱいついた。
 つきたての餅はすぐに丸めて雑煮にし、「いただきます」のあいさつの後、全員で食べた。あんこや、きなこ、砂糖醤油(じょうゆ)も用意し、いろいろな味を楽しんだ。つきたての餅は「おいしい」と大好評でおかわりする子どもや大人が多かった。同校の藤田隼渡(はやと)教諭は「インドネシアでは揚げ物が多く、だしのきいた雑煮がおいしい」と雑煮を5杯も食べた。
 同校の佐藤邦壽(くにひさ)校長は「季節感を感じることの少ないバンドンの地で、年末の風情を感じられた。餅つきは古くから続く日本の伝統的な行事。これからも大切に続けていきたい」と話した。(毛利春香)

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