線路の不法住居撤去 マンガブサール駅で着手 州と国鉄が協力公営住宅に移転

 ジャカルタ特別州や国鉄、運輸省はこのほど、首都内にある国鉄の敷地に、低所得者向け高層住宅を建設することを盛り込んだ覚書を結んだ。線路内の不法住居を州が撤去。住民を国鉄保有地に建てた州営住宅に移転させる。地元メディアが報じた。 
 計画ではまず、西ジャカルタのマンガブサール駅〜サワ・ブサール駅、ジャヤカルタ駅〜マンガブサール駅間の線路内のほか、マンガブサール駅〜マンガドゥア駅間の高架下の不法住居を撤去する。住民を駅周辺の国鉄保有地に州が建設する州営住宅に移転させる。住宅は来年から建設を始める予定という。 
 アホック副知事は線路内は危険で、電車との接触による死者が続出していることを問題視。「ジャカルタをより近代的で清潔で人道的な街にしたい」と話した。 
 州は国鉄の土地に州営住宅だけでなく公道をつくることも検討。州の緑地化計画に沿って線路沿い23キロに植樹する計画も進めている。 
 国鉄は近年、線路内の不法住宅の撤去や駅構内での露天商の取り締まりを強化。州も渋滞を引き起こす露天商や物乞いの摘発、州営住宅の建設といった施策を進めている。不法住居撤去と住民の移転先確保で国鉄と州が連携強化する方針で一致した。

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