イ大学生に醤油造り伝授 千葉県醤油工業協同組合 来年度から開始

 日本産の醤油を海外に広めようと、千葉県醤油工業協同組合(千葉市、大高和郎理事長)はこのほど、インドネシアの大学生を招き、県内で醤油造りを学んでもらう「アジア人材交流プログラム」を来年度から始めることを決めた。ハラル(イスラム教の戒律に沿った)認証を受けたメーカーなどで研修を実施する。

 同組合は、県内の中小醤油メーカーで構成される団体。同組合によると、日本国内では少子高齢化や日本人の食習慣の変化に伴い、醤油の消費量が年々減少しているといい、同組合でも加盟社数は1949年のピーク時の247社に比べ、今では27社にまで減少しているという。
 そこで、ラーメンや回転ずしなど、日本食が海外で広まっている点に着目。特に人口2億5千万人を有するインドネシアでの醤油消費量拡大に取り組むことを決めた。その一歩として、インドネシア人の大学生に伝統的な醤油造りを学んでもらおうと、同プロジェクトを企画した。
 研修の実施にあたっては、千葉大学の協力を得て、同大と提携するインドネシア大学、ガジャマダ大学など9国立大学から学生を募集する。面接で人選を行う予定で、初年度となる今回は一人を採用する。
 来年4月から6カ月の間に、日本の醸造方法を学んでもらう。受け入れ先は、ハラル認証を取得し、ホテルや空港内のレストランに醤油を納入している香取市の「ちば醤油」など数社が挙がっている。滞在費用はすべて、同組合が負担する予定だ。
 同プロジェクトを担当する「ちば醤油」の飯田恭介副社長は、地元紙の取材に対し、「インドネシアの大学生が、母国で日本の醤油を造ったり、広めてくれれば日本の醤油醸造メーカーにとっても財産になる。まずはやってみて、将来的には受け入れ数を増やしていきたい」とコメント。同組合の山岡春夫事務長も「早急にビジネスにつなげるのではなく、長い目で海外への日本式醤油の普及に努めていきたい」と話している。

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