未成年が麻薬売買 クマンのカフェ監視強化 州観光局

 ジャカルタ特別州観光文化局はこのほど、南ジャカルタ・クマンにあるカフェやレストランなど飲食店で、未成年が麻薬を売買しているとして、経営者を集めて監視強化を要請するとの方針を明らかにした。
 クマンのカフェ「ネオ・アモール・ラウンジ」で今月初めに16〜18歳の高校生や大学生計6人が麻薬を売買していたところを、国家麻薬委員会の捜査官が摘発。同店はワインなどアルコール類も販売するカフェだが、富裕層の未成年らが集う場所になっていた。これを受け、国家子ども保護委員会(KPAI)が州観光文化局に未成年の監視強化を要請した。
 クマンにはレストランやカフェなどの飲食店が計226軒あり、そのうち46軒がクマン・ラヤ通り沿いに集中する。同地区の飲食店経営者を近く集めて対策を協議し、ジャカルタ全地域に監視範囲を広げていくという。
 アリー・ブディマン観光文化局長によると、未成年者が来店する際の監視や保護の方法を検討、午後10時以降の来店制限などを提案する。具体的な対策についてはラマダン(断食月)前の6月中旬までに決めるとしている。
 警視庁もディスコやバーなど娯楽施設に未成年ら若者が入店し、麻薬を使用しているとして取り締まりを強化している。
 16日には西ジャカルタ・ガジャマダ通りにあるディスコ「スタディウム」で、22歳の警察官が麻薬の過剰摂取で死亡する事件が発生。同店では従業員が来場者に麻薬を密売しているとして、17日には営業中に立ち入り検査を実施した。
 同店では同様の事件が多発しており、アホック副知事は同店の営業許可をはく奪するとの方針を示している。

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