地震に強い建設技術紹介 第6回・日イ建設会議  東日本大震災の経験生かす

 日本の国土交通省はインドネシアの公共事業省と二十二日、中央ジャカルタのホテルニッコー・ジャカルタで第六回・日インドネシア建設会議を開催した。日インドネシア建設会議は二〇〇六年から行われており、これまで、建設産業におけるCDMクリーン開発メカニズム(CDM)の活用などをテーマに取り上げている。
 今年は建物の耐震化や免震技術がテーマ。三月に東日本大震災があったことや、日本と同様インドネシアも地震多発国であることからセミナーでは耐震や免震技術を取り上げた。
 マグニチュード九・〇を記録した東日本大震災で、地震の揺れによる建物の被害は比較的少なかったことから、建物の耐震や免震技術があらためて評価されているという。日本政府や建設業界では、日本の優れた耐震技術を海外に生かそうという機運も高まっていることもあり、耐震や免震をテーマに設定し、両国の技術者が講演した。
 日本からは三井住友建設と鹿島建設の技術者が講演し、日本の免震、制振技術を紹介した。三井住友建設設計本部の蔵田富雄設計管理部長は、同社が免震工事を行った仙台第三合同庁舎が東日本大震災で揺れの被害が少なかったことを紹介。建物の下に積層ゴムを設置することで、地面の揺れが建物に伝わりにくくなり揺れが軽減される免震技術を説明した。
 鹿島建設建築設計本部の栗野治彦構造設計統括グループ・グループリーダーは、ダンパーと呼ばれる緩衝装置を使って建物の振動を低減させる制振技術を紹介した。
 セミナーには、日本側からは国交省の増田優一国土交通審議官、井上勝徳住宅局建築指導課長らが出席し、インドネシア側からは、ヘルマント・ダルダック公共事業省副大臣らが出席した。
 セミナー後には、日本の建設業者とインドネシアの建設業者のビジネスマッチングも行われ、日本からは建設会社十三社の関係者、インドネシア側から建設業者や政府関係者、建設業者が加盟する協会などが参加した。
 増田優一国土交通審議官は前日の二十一日、ジョコ・キルマント公共事業相と会談した。

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