ひろしま産業振興機構 「想像以上の発展」 ジェトロと共催で視察

 中小企業の支援を行う公益財団法人、ひろしま産業振興機構(本部・広島県広島市)は、日本貿易振興機構(ジェトロ)広島貿易情報センターと共催で、インドネシア視察研修を六―十三日の日程で実施している。
 進出検討や販路拡大などを目的に毎年行っているもので、前回のベトナム・ラオス視察時に実施したアンケートで、次に行きたい国にインドネシアが最も多く希望があったことから今回の視察先に選んだという。
 ひろしま産業振興機構の森下幾三事務局長が視察団の団長を務め、広島県にある企業を中心に食品メーカーや銀行、保険など十九社、計三十人が参加。愛知県の自動車部品メーカーや、台湾、タイからの駐在員も参加している。
 七日午前、視察団は南ジャカルタのスミットマスにあるジェトロ・ジャカルタ事務所で、インドネシア経済の概況について説明を受けた。
 午後には、西ジャワ州のカラワン工業団地(KIIC)を訪問。ジャカルタの工業団地事情についての講演があった後、視察団からは「停電は起こるのか」「土地自体を販売しているのか、土地使用権を販売しているのか」といった質問が挙がった。
 その後、KIIC内にあるヤマハモーター・パーツ・マニュファクチュアリング・インドネシア(YPMI)社を視察。会社概要やインドネシアの二輪市場などの説明を受けた後、ヘッドシリンダーや、アルミホイールを製造する同社工場を見学した。YPMI社からは、雇用の現状、駐在での苦労などの話があった。
 七日夜には、中央ジャカルタのホテル・サリパンパシフィックで、インドネシアに進出した日系企業と、交流レセプションを行った。
 八日朝には、インドネシア最大の卸売市場であるクラマット・ジャティ市場を視察。同市場を管理、運営するクラマット・ジャティ市場公社(PIKJ)から、発生するごみの処理状況や中国製品が増加していることなどについての説明があった。
 同日午後には、バンテン州タンゲランにあるフマキラー・インドネシア社を訪問。線香や電気蚊取りなどの殺虫剤の販売・流通状況などの説明を受けた。
 視察の参加者は、インドネシアの印象について「インドのムンバイよりはるかに発展している。想像以上の発展度合いだった。ただ、土地の価格も思っていたより高く、投資ということになると難しいかもしれない」と語った。
 視察団は九日、東ジャワ州スラバヤへ出発。国営SIER工業団地やスラバヤ港のほか、日本ピストンリングの現地法人、NPRマニュファクチュアリング・インドネシア(NPMI)社などを訪問する予定。十一日にジョクジャカルタを訪れ、十二日帰国の途に就く。(田村慎也、写真も)

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