「泥噴出原因は地震」 岩盤でエネルギー集中か 独学者の研究に反論も

 東ジャワ州シドアルジョ県の天然ガス試掘現場で2006年に泥が噴出したのは、事故の2日前に発生した約250キロ西方を震源とする中部ジャワ地震の影響とする研究を、ボン大学(ドイツ)のステファン・ミラー教授らの研究チームが21日付の英科学誌ネイチャージオサイエンスに発表した。
 研究では、シドアルジョにある岩層がレンズのように作用し、地震のエネルギーが一点に集中したと説明。増幅されたエネルギーで液状化した泥が断層を伝い、熱水の層に流入したことで地表に噴出したとして「噴出は自然に起きた」と結論づけた。
 一方AFP通信は、事故は人為的なものとする、英国の研究者リチャード・デービス氏の反論を紹介した。採掘井戸内の圧力が高まっていたにもかかわらず、適切な処理をせずに採掘用ドリルを引き抜いたことが原因と主張。地震による圧力変動に影響されないほど、井戸内の圧力はもともと高かったことなどに触れ、「明白なデータを無視している」とミラー教授らの研究に懐疑的な見方を示した。
 事故は06年5月、実業家のアブリザル・バクリー氏(ゴルカル党党首)が率いるガス採掘ラピンド・ブランタスの試掘現場で発生。周辺の住宅など700へタールが泥に沈み、4万人以上が避難した。ラピンドは当初から地震による自然災害説を主張していた。
 同社や政府が被災者に補償・賠償金を支払う枠組みはできているが、同社の財政難などを理由に、支払いは一部で滞っている。

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