輸出が前年比16.4%減 3カ月連続で鈍化 6月の貿易統計

 中央統計局(BPS)が1日発表した6月の貿易統計によると、3カ月連続で、輸出が前年同月割れとなった。
 6月の輸出額は前年同月比16.44%減の153億6490万ドルだった。前月比では、約3年ぶりの大幅下落となる8.70%減。6月の貿易収支は、過去5年間で最大の13億3千万ドルの赤字となった。
 石炭(前月比13.4%減)など鉱物性燃料が落ち込んだ。ニッケル鉱石など65品目(非石油・ガス部門輸出の6.3%程度)に20%の課税をしたことや、国際市場価格の下落が影響した。
 1―6月の輸出は、前年同期比1.76%減の968億8470万ドル。同期の石油・ガス部門は、同2.44%増の200億5900万ドル、非石油ガス部門では同2.79%減の768億2570万ドルだった。 非石油・ガス部門の国別輸出先は、中国が13.60%の割合を占めトップ。日本(11.35%)、米国(同9.71%)、インド(同7.86%)、シンガポール(同6.59%)が続いた。
 上半期の貿易黒字は、4億7千万ドルに縮小した。

■輸入は前年比2桁増
 6月の輸入額は、前年同月比10.71%増の166億8680万ドル。前月比では、2.05%減。
 上半期の輸入は964億1千万ドルとなった。同期の石油・ガス部門輸入は214億3670万ドル、非石油ガス部門では、749億7180万ドルだった。
 非石油・ガス部門の国別輸入先は、中国(輸入額の19.33%)、日本(同15.71%)、タイ(同7.68%)、米国(同7.67%)、シンガポール(同7.27%)の順。

■「川上分野が未発達」
 経済学者のアフィリアニ氏は「新規投資や事業拡大によって、資本財や中間財、原材料の需要が増え、輸入が伸びている。ただ、事業拡大は、インドネシアの内需を見込んだもので、輸出には結びついていない」と分析。
 インドネシア科学院(LIPI)の経済学者、ラティフ・アダム氏は「インドネシアは川上の産業が未発達で、製造業は原材料の調達を大きく輸入に依存している。これは構造的な問題であり、政府は製鉄や化学の分野で投資環境を整備する必要がある」と指摘した。

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