じっくり現状学ぶ 日本アセアンセンター 投資環境視察ミッション

 日本の自動車、電機、電子関連のメーカーや、リサイクル、金融、シンクタンク、メディア関係者など総勢十五人からなる投資環境視察団は二十二日、インドネシア投資環境視察ミッション全日程を終え帰国した。
 視察団派遣は、国際機関・日本アセアンセンター(正式名称・東南アジア諸国連合貿易投資観光促進センター)が、在日本インドネシア大使館、インドネシア投資調整庁(BKPM)と、共同で毎年実施しているもの。
 今年のテーマは「二輪・四輪の部品」で、部品サプライヤーなどを中心に視察を行った。
 十八日午前には、西ジャワ州カラワンのスルヤ・チプタにあるJVCエレクトロニクス・インドネシア社を訪問。車載オーディオなどを製造する工場を視察した。
 同日午後には、東ジャカルタ工業団地(EJIP)にあるアイサン・ナスモコ・インダストリ社を訪問し、自動車・二輪車用の吸気スロットルボデーなどを製造する工場を視察。また、地場系企業であるアバクス・クンチャナ・インダストリーズ社では、金属加工工場を視察した。
 十九日には、日系自動車メーカーなどと取引がある、自動車プロペラ・シャフト製造のインティ・ガンダ・プルダナ(IGP)社と、フレーム・シャーシなどを製造するグマラ・クンパ・ダヤ(GKD)社を訪問。視察団は、交通渋滞による物流への影響、優秀な人材の確保、5Sの実践状況などについて、企業側に質問を投げ掛けた。
 視察ミッションに参加した自動車部品メーカーの経営者は「インドネシア進出を検討するために参加した。将来の取引をするかもしれない企業と顔合わせをできたのが良かった。系列企業内でしか取引しないというような垣根は、インドネシアでは少ない印象を受けたが、受注の競争はやはり激しいようだ」と語った。
■工業団地を視察
 視察団は、日系企業の工場が多数入居している西ジャワ州の工業団地を視察。工場の概要や現状、周辺地域事情、インフラ状況の説明を受けた。
 十八日午後には、西ジャワ州カラワン県のスルヤ・チプタ工業団地、EJIPについて、説明を受けた。
 スルヤ・チプタ工業団地では、七十二社の入居企業のうち、十社が二〇一〇年に進出したことや、土地の造成が終わる前に、図面上だけで土地が買われている状況などの説明があった。
 十九日午後には、西ジャワ州ブカシ県の複合開発地域「デルタマス」や、同域内の工業団地「グリーンランド・インターナショナル・インダストリアル・センター(GIIC)」を訪問。
 GIICでは、ジャカルタ中心地から離れた工業団地ほど、地価が安くなるが地盤が弱くなる傾向があることや、タイの駐在員がインドネシアに視察に来ていることなどの説明を受けた。視察団からは「入居するまでのステップは」「地価に定価はあるのか」といった質問が出た。
■バタムも訪問
 視察団は、自由貿易地域(FTZ)であるリアウ諸島州バタムを、二十―二十一日に訪問した。
 バタム・インドネシア・フリーゾーン管理庁(BIFZA)では、空港、港湾などの物流面や、電気、水道などの安定したインフラの状況について説明を受けたほか、二〇一一年上半期の投資額のうち、四〇・八四%が外国からの投資だったことなどが説明された。
 二十日午後にはバタム最大級のバタミンド工業団地を視察し、二十一日には、パンビル工業団地を訪問。
 企業へは、自動車内装部品のハイモールド・インドネシア社、自転車部品のシマノ・バタム社を訪問した。

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