「現地を肌で感じる」 アイシン労組26人 ダルマ・プルサダ大を訪問 大学生40人と交流

 14〜18日の日程で実施しているジャカルタ視察の一環で、自動車部品大手アイシン・グループのアイシン労働組合26人が15日、東ジャカルタのダルマ・プルサダ大学を訪れ、日本語学科の学生と討論会に臨んだ。昨年に続き2回目。
 大学からは学生40人が参加。学生を代表してクユさん(20)が「昨年参加した討論会で親身に日本語を教えてくれたのが印象的だった。再会できてとても感激した」と力強く語った。
 組合員と学生が交互に座り、自己紹介。緊張した雰囲気だったが、徐々に打ち解けた。
 会ではインドネシアの大学生の学習意欲や将来設計など、幅広いテーマについて情報交換した。
 学生からは、日本の労働環境やアイシングループについて質問が上がり、「休日の余暇を充実させることで仕事にも良い影響があるため、会社の有給制度をうまく活用している」「アイシンは自動車部品の会社で、世界各地に展開している会社。将来は一緒にインドネシアで仕事をしましょう」などと応じた。
 訪問団と学生はその後の夕食会でも交流を深めた。17日には学生の家庭を訪問する予定。
 アイシン労組は今年、インドネシアとインドを訪問。海外への訪問団派遣は2004年に開始し、これまではグループ会社が多数進出している中国やタイが中心だった。
 花田昌浩団長は「自動車業界はインドネシアを始めとする新興国に注目している。
 今後は組合員がインドネシアに派遣されることもある。現地の文化や雰囲気を肌で感じ、日本に対する考え方や外国人の生活環境などを事前に調査することが目的だ」と話した。
 滞在中はジャカルタの交通事情や市民の消費動向への理解を深めるため、インドネシアの電車に体験乗車するほか、オートバイの量販店などを訪れるという。(小塩航大、写真も)

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