モナスにそよぐ風
-
【モナスにそよぐ風(45)】 問われる日ASEAN協力
カンボジアでは東南アジア諸国連合(ASEAN)、インドネシアでは20カ国・地域(G20)、そしてタイではアジア太平洋経済協力(APEC)と、東南アジアを舞台に.....
-
【モナスにそよぐ風(44)】 COP27からG20へ
シナイ半島のリゾート地、シャルムエルシェイクで気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)が18日までの予定で開催中だ。世界の分断・対立状況を反映し、首.....
-
【モナスにそよぐ風(43)】 現代のカルティニ、G20で健闘
ウクライナ戦争で分断・対立状況に見舞われた20カ国・地域首脳会議(G20 サミット)も、開催まであと半月余り。 この間、印象的だったのは初議長国インドネシ.....
-
【モナスにそよぐ風(42)】 日中韓交通インフラ競争
ジャカルタ〜バンドン間を結ぶ高速鉄道の試運転は11月の予定を断念し、来年6月を目指すとの新たな毛定に、一番落胆したのはジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領.....
-
【モナスにそよぐ風(41)】 大統領の国連総会欠席に思う
第77回国連総会で、20日から始まった各国代表による一般討論演説にジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が欠席したのは、インドネシアの存在感向上の観点からは.....
-
【モナスにそよぐ風(40)】 競い合う太平洋の経済連携
米国が主導する新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の対面による初の閣僚級会合が、2日間の日程で8日から米ロサンゼルスで行われている。 5月に.....
-
【モナスにそよぐ風(39)】 プラボウォ氏3度目の挑戦
2024年のインドネシア大統領選が早くも始まった。プラボウォ・スビアント国防相が党首であるグリンドラ党から推薦され「全責任を持って受け入れる」と事実上の出馬表.....
-
【モナスにそよぐ風(38)】 東方政策40周年
銃弾に倒れた安倍晋三元首相に世界から寄せられた多くの弔電や弔問の中でもとりわけ驚いたのは、マレーシアのマハティール元首相が弔問に東京の安倍家を直接訪れたことだ.....
-
【モナスにそよぐ風(37)】 風化待つ? ミャンマー
来週末には早くも東南アジア諸国連合(ASEAN)ウィークが始まる。30日の高級事務レベル会合を嚆矢(こうし)に、外相会議、拡大外相会議、地域フォーラム、東アジ.....
-
【モナスにそよぐ風(36)】 羽ばたけ日本語パートナーズ
インドネシアへ派遣される「日本語パートナーズ」の募集が間もなく始まる。東南アジア10カ国を対象とした日本語学習の支援事業で、日イ双方に好評だ。 インドネシ.....
-
-
【モナスにそよぐ風(35)】 シャングリラとARF
3年ぶりに開催されたアジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)は米中対立、ウクライナ戦争、台湾問題、南シナ海の領有権、北朝鮮のミサイル発射……と火種が山.....
-
【モナスにそよぐ風(34)】 波立つ南太平洋に要注意
11月にも開催される共産党大会を控え、コロナ禍や経済減速、ウクライナ問題など内憂外患でも、中国の習近平政権は外交に果敢に鞭を入れる。 5月下旬から6月にか.....
-
【モナスにそよぐ風(33)】 バイデンのアジアが始動?
昨年1月8日の「バイデン新政権、風は東南アジアに」から当欄は始まった。風は微風のまま約1年4カ月、バイデン米大統領は就任後初めて先週から今週、日本と韓国を訪問.....
-
【モナスにそよぐ風(32)】 大統領交代に見る国際潮流
先週から今週はさながら大統領の新旧交代ウイークだった。7日はマクロン仏大統領が最後となる2期目の就任式に臨み、9日は比大統領選挙の投開票、10日には尹錫悦・韓.....
-
【モナスにそよぐ風(31)】 東ティモール独立20周年に想う
東ティモールは5月20日に独立20周年を迎える。 首都ディリを国連メディア・ミッションの一員で訪れたのは、1年後の独立に向けて制憲議会選挙が目前に迫った2.....
-
【もなスにそよぐ風(30)】今こそ問われる決断力
大変な時にお鉢が回ってきたものである。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、インドネシアが今年初めて主催する20カ国・地域首脳会議(G20サミット)にも影を落.....
-
【モナスにそよぐ風(29)】 遠くて近いウクライナ譚
街にウクライナ国旗の黄と青が溢れている。恐らく世界各地がそうだろう。 東京都庁や公園のライトアップ。そうかと思えばマスク、地酒のラベル、はしや食器、お菓子.....
-
【モナスにそよぐ風(28)】 ウクライナの教訓
「プーチンの戦争」に歯止めがかからない。核施設である原発への相次ぐ攻撃やSNSなどネット遮断、外国メディアを締め出して情報統制にも乗り出した。メディアも標的。.....
-
【モナスにそよぐ風(27)】 中国海警法1年と北ナトゥナ海
国際法違反の疑いが濃厚な中国海警法が施行されて2月で1年。懸念された武力衝突は起きていない。しかし安心は禁物だ。今はまだ爪を隠し、海警法をさしずめ「新常態」に.....
-
【モナスにそよぐ風(26)】 ジョコウィvsフン・セン
東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国はアルファベット順に決まるため、昨年のブルネイの次に今年カンボジアというのは順当なのだが、嫌な予感がした。 案の定.....
-
-
【モナスにそよぐ風(25)】 首都移転の政治学
ジャカルタからカリマンタン島へ。首都移転計画を初めて聞いた時は、遠いしいわゆる外島なので本気かな?と思ったが、もちろん本気だったのである。 新年早々国会は.....
-
【モナスにそよぐ風(24)】 ジョコウィ大統領の本気度
年末のバリ訪問や石炭輸出禁止の決定など、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領と政権の動きが活発だ。 温和な風貌と相俟ってジョコウィ大統領を〝ゆるキャラ.....
-
【モナスにそよぐ風(23)】 来年は本物に 米国の東南ア関与
ブリンケン米国務長官の先週のインドネシア初訪問は、7月のオースチン国防長官、8月のハリス副大統領の東南アジア歴訪が共にインドネシアを外したのと併せて、ようやく.....
-
【モナスにそよぐ風(22)】夢、罠、政争…東南アジアの鉄道
去る3日の首都ビエンチャンと中国雲南省の昆明を結ぶ、ラオス初の長距離鉄道「ラオス中国鉄道」の開通は、日本でも比較的大きく報じられた。 東南アジアへ「一帯一.....
-
【モナスにそよぐ風(21)】 音なしだった? ジョコウィ初外遊
11月は20カ国・地域閣僚・首脳会議(G20サミット、ローマ)、第26回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26、グラスゴー)、アジア太平洋経済協力(APE.....
-
【モナスにそよぐ風(20)】 ルビコン川に佇むASEAN
10月末に開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議及び関連会合で、ASEANはルビコン川を前にしてじっと佇み、まるで動かぬ記念碑のようだった。 ル.....
-
【モナスにそよぐ風(19)】 ノーベル平和賞が鳴らす警鐘
ノーベル平和賞は政治臭が強すぎて喜べない時もあるが、今年は違った。報道の自由のために身を挺して戦っている2人のジャーナリストの受賞に、心から拍手を送りたい。 .....
-
【モナスにそよぐ風(18)】 相次ぐ驚きのニュースの中で
世界は目まぐるしい。9月は米大統領選でお馴染みのオクトーバー・サプライズならぬ、セプテンバー・サプライズのような驚きのニュースが相次いだ。 中でも一番のサ.....
-
【モナスにそよぐ風(17)】 日本とインドネシアに生きる
日本で20日は「敬老の日」の祝日。長寿の方々(断然女性が多い)のニュースに接する機会が多かった。 ギネスが認める世界最高齢者は118歳の日本女性というのも.....
-
【モナスにそよぐ風(16)】 「9・11」の20年とタリバン復権
米同時多発テロ事件から11日で20年。節目となるはずのアフガニスタンからの米軍完全撤退と米国史上最長の戦争の終結は、20年前に崩壊したイスラム原理主義勢力、タ.....