為替経済Weekly
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中国経済にもリスク
先週は、旧正月。在宅勤務が増えているので、週末を加えた連休も以前ほどの休暇感はなく、大半の時間を普段通り過ごされた方が多いと思う。近所のスーパーでは、赤色や金.....
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気候変動が生み出すリスクと機会
東南アジアに住んで6年になるが、日本から戻るフライトで空港に降り立った際のムッとした熱気に触れると、「ああ、戻ってきたな」という懐かしさを感じる。特に冬場の日.....
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くすぶる金融危機の懸念要素
今日は、節分である。2月2日が節分になるのは、実に124年ぶりの珍事と聞いた。そして明日は、早くも立春を迎える。 去年の春を思い出すと、3月2日に初めてイ.....
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気になる2月の雇用関連指標
年末年始休暇の影響からか、インドネシアにおける新型コロナウイルスの新規感染者数増が止まらない。日本も同じ傾向で、日本に居るのと当地に留まるのと、どちらにしても.....
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ワクチン接種で経済回復に期待感
先週13日、いよいよインドネシアでも新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。大統領自らが接種第一号となることで安全性をアピールし、国民への接種を呼びかけた.....
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渋滞データの活用へ
現在ではカーナビが普及し、またそれに頼らずともグーグルマップなどの位置情報サービスを利用して、目的地への到着時間を予測できるようになった。このグーグルマップの.....
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ルトフィ新商業相に注目したい
2021年、明けましておめでとうございます。この年末年始は、旅行に出かけず静かに過ごされた方が多いと思う。私も、インドネシアに来て初めて秘境旅行に行かず、スポ.....
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諸外国の21年展望 ~東南アジア編~
今年もクリスマスの季節になった。昨年の原稿を見返すと、山下達郎の定番曲に乗せてジャカルタでのクリスマスイベント増加と国内小売業の伸びについて書いていた。たった.....
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諸外国の21年展望 ~日本編~
「21年展望」シリーズの第3回目として、今回は日本を取り上げたい。2021年は丑年、干支は「辛丑(かのと・うし)」となるが、「辛」は「今まで伏在していたエネル.....
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諸外国の21年展望 ~中国編~
先週、本コラムで諸外国の「21年展望」と題して、米国を取り上げた。その米国に対峙し、パンデミック後も大国としての覇を競うのが中国である。今や中国抜きで世界経済.....
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諸外国の21年展望 ~米国編~
今日から12月、いよいよ師走に入った。激動の2020年だったことは間違いない。後年の歴史の教科書では、コロナ禍の「パンデミック(世界的大流行)」で、日本人だけ.....
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ワクチン期待で強気トレンド
今月は、まだ1週間弱を残しているが、非常にイベントの多い月だった。まずは、月初にインドネシアの第3四半期国内総生産(GDP)が発表された。予想通り、2期連続の.....
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オリンピックとその経済効果
日本に一時帰国すると、気づくことがある。今年はオリンピック・パラリンピック(以下、五輪)イヤーであり、来年の開催可否についての判断期限が徐々に迫りつつあること.....
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プレゼンスを増す中国
先月、菅義偉首相が初外遊の中でインドネシアを訪問した。500億円の円借款供与の表明や、大量高速鉄道(MRT)・高速鉄道・港湾整備などの議題については、着実にイ.....
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詳細が待たれるオムニバス法案
足元のインドネシアで、新型コロナ禍と並んで注目を集めるオムニバス法案が、今月5日に可決された。皆さまご存知の通り、雇用創出や海外からの投資促進を目的とした重要.....
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濃淡の出てきた国別の投資意欲
先週号で、国家経済復興(PEN)プログラムの予算執行について触れたが、追加で動きがあるのでご紹介したい。政府はPENのうち経済活動への刺激策として120兆ルピ.....
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想定外の予算執行遅れ
もう慣れてしまったが、インドネシアでは、何事につけて想定通りにいかないケースが多い。今回の新型コロナウィルス(COVID―19)対策も、その例にもれない。政府.....
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ルピア高反転への道のり
9月のインドネシア中央銀行(BI)の理事会では、短期政策金利4%の据え置きが決定された。先月に続いての流れで、大方の予想通り、足元のルピア安トレンドを抑えたい.....
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確実視される景気後退
先週から、ジャカルタ特別州において、「大規模社会的制限(PSBB)」が再スタートした。25%までは出社が認められるなど、従前より少し緩められているが、基本的に.....
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近づくルピア安の足音
9月1日付の本稿において、「ドルルピアは、1万5千前後のもみ合いが続く」と予想した。足元は、その状況で一進一退の相場が続いているが、徐々にルピア安の圧力が掛か.....
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国を挙げてのワクチン開発競争
新型コロナウイルス(COVID―19)により、インドネシア国内の各種イベント・スケジュールが大きな影響を受けている。とうとう、今年のガイキンド・インドネシア国.....
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もみ合い続く為替相場
今日から9月に入った。過去のデータを見ると、8月は、なぜか傾向としてルピアがドルに対して弱含むことが多かった。2004年以降、ほぼ毎年その状態が続いている。今.....
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不況脱出のけん引役になるか 停滞する観光産業
行動制限の段階的解除が延期され、インドネシアでは感染リスクに留意すべき状況が続いている。こうした環境下、最も影響を受けている産業の一つが、観光業である。世界旅.....
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回復シナリオの鍵を握る政策運営
日本は、毎日うだるような暑さが続くと聞く。今年は、新型コロナウイルス(COVID―19)感染拡大の影響で、予定していた夏休みの日本への帰国を、年末年始などに延.....
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積極化する中銀の金融運営
最近、インドネシア中銀(BI)の積極的なアプローチが目立つ。インドネシア国債の直接引き受けを始めたのは、その典型例だ。これまで、BIの金融政策運営は、かなり堅.....
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期待される盟主の指導力
先月22日、投資調整庁(BKPM)から第2四半期の指標が発表された。インドネシアへの投資実現額は192兆ルピアと、前年同期比4%減となり、特に海外直接投資(F.....
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各国とも通貨安環境を演出
7月もすでに最終週。本来であれば、先週に東京オリンピックが開幕し、今ごろは柔道や競泳の応援で盛り上がっているはずであった。足元の状況は、引き続きインドネシア・.....
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重要なデータの信ぴょう性
「データエコノミー」という言葉を聞かれたことはあるだろうか。これは「産業データ」や「個人データ」といった世界に流通するデータを、積極的に分析して価値を生み出し.....
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増えるマイナス予想 注目される第2四半期の経済成長率
ジャカルタ特別州における「大規模社会的制限(PSBB)」が2週間延長された。高止まりしている新規感染者数をみると、再度の延長も有り得るのかもしれない。こうした.....
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カギは産業構造の変化とスピード
明日からは7月。今年も半分が終わってしまった。ここ3カ月はコロナ対応に終始していて、明日から今年の後半に入る実感が湧かない。6カ月後の年末には、ワクチンの開発.....