為替経済Weekly
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【西仲崇行の為替経済weekly】新総裁は「攻め」の役割? ペリー氏の手腕に期待
先週はジョコウィ大統領が次期インドネシア中銀総裁候補として、現在は副総裁の1人であるペリー・ワルジヨ氏を単独指名したことが報道された。 もともと現在のアグ.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】金融市場の危うさ痛感 大揺れに揺れた株価
2月に入り、米国中心に先進国の株式市場が大揺れに揺れている。米国のダウ平均株価はものの2週間の間に年初の高値から一時13%程度下落。日経平均株価も同様である。.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】ルピアに見える陰り 低インフレで値上げ困難
先週は米国で連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長にとって最後となる金融政策決定の連邦公開市場委員会(FOMC)会合が開催された。結果、今回の政策金利の変.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】注目集めるコモド債 イ企業が資金調達検討
先週の為替市場ではドル安が一層進展した。ルピアもその恩恵を受けてジワジワとルピア高になる展開となったが、総じて他の通貨に比べると上昇速度は緩慢だった。米国が明.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】景気対策より市場の深化 選択肢狭まる中銀
先週は定例のインドネシア中央銀行の金融政策決定会合があった。政策金利は大方の予想していた通りに不変だった。ただ、今回は既に事前に概要が紹介されていたので決して.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】 楽観ムードに神経質 居心地悪い債券価格
年明けの本稿では年初のグローバル市場が楽観的な滑り出しをしたことに触れた。だが、興味深いことに先週の動きでは案外と市場はこの楽観的なムードに神経質になっている.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】国債に未曽有の応札額 好調な滑り出し
新年明けましておめでとうございます。2018年もどうかよろしくお願い申し上げます。 さて、2018年のインドネシア金融市場は初日から(昨今の緩慢な値動きか.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】選択肢狭まる中銀 伸び悩む銀行貸し出し
ことしの金融市場は総じてリスク選好色が強かったと言ってよかろう。年初は行動が読みにくいトランプ新大統領が誕生することで不透明感が高まりリスク資産を保有しにくい.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】下落圧力かかりやすいルピア 政府と中銀の軋轢も
早いもので、ことしも師走を迎えた。季節の変化がないせいか、1年前に本稿で同じように年を振り返ったことがつい昨日のように思われる。 そこで、昨年はどのような.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】無風ではあるものの… 景気対策へ規制緩和か
先週、ある新聞の見出しに出ていた「拓銀破綻20年」の字を見て、今更ながら「それだけ経つのか」と感慨を感じた。少し前に本稿でも触れたが、1997年は本邦では大手.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】外部要因に注意 リスクシナリオは回避したが…
ここしばらく来年2月に任期を迎える米連邦準備制度理事会(FRB)議長人事の行方が市場の関心を集めていたが、先週木曜日に現在もFRB理事であるジェローム・パウエ.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】 続くルピア下落 米国市場の動きにつられ
ルピアの下落が続いている。1週間で1万3500台が1万3600台へ1%弱程度の下落であり、決して大きな下落ではないのだが、ことしの為替市場は8月までは極端に小.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】ルピア下落を警戒 政策金利の据え置き
先週、インドネシア中銀は政策金利の据え置きを決定、8月、9月と続いた利下げはいったん2回で留められた。今回はもともと事前に中銀総裁などから既に利下げは充分した.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】 4度目は避けられそう 7の付く年の悪夢
2017年も第4四半期に入った。不思議なことに7のつく年の第4四半期は1987年のブラックマンデー、97年がアジア通貨危機、2007年はサブプライム危機(とそ.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】評価しにくい希望の党 消費税凍結も不明瞭
筆者は常から一癖も二癖もありそうな登場人物がたくさんいて、宗教も含めたさまざまな価値観が交錯するインドネシアの政治は分かりにくい、と苦手意識を持っている。とこ.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】新興国通貨、対ドルで下落 ルピア、インドルピー、人民元…
先週は久々にルピア為替に動きがあった。1万3300近くから一時は1万3500台半ばまで、1週間内で約2%の値幅はことしでは一番大きい。従来、ルピアは数分で2%.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】遅かった利下げ発表 想像される慎重な論議
先週は米国、日本、インドネシアと続く「金融政策ラッシュ」の週だった。まずは皮切りの米国が大方の予想通り、10月から連銀資産の圧縮を開始することを決定する一方で.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】再び利下げの可能性 中銀政策決定会合
先週は北朝鮮の建国記念日である9月9日の軍事行動などがなかったことで金融市場部は週初から安心ムードが広がり、避けられていたリスク資産が買い戻される展開となった.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】金融緩和を後押し 弱いインフレ指標
先週あったインドネシアのマクロ経済関連の指標では8月のインフレ指標である消費者物価指数が目を引いた。 指数は前年同月比で3.82%。低下したことで注目された.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】ドル安を隠れみのに? 中銀が望む為替政策
ここまでのことしの金融市場を語るキーワードは「低ボラティリティー」だ。ルピア為替の動きが極端に少ないことには本稿でも何度か触れたが、インドネシアだけではなく、.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】サプライズの利下げ 気になる中銀内の危機感
インドネシア中銀は先週、昨年10月以来初めての利下げに踏み切った。主要エコノミストの中でも今月の利下げを予想していたのは少数派であり、サプライズ利下げだったと.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】シナリオにやや陰り 中銀景気判断も慎重に
先週、インドが利下げを実施した。ことしはここまで欧米などの「金利正常化」が主要な市場テーマの一つだった。そうした中、本来ならば新興国としては先進国の金利水準の.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】法定準備率を緩和 心強い中銀の一手
筆者は出張や休暇が重なりしばらくジャカルタを離れていて、先週2週間ぶりに職場に戻った。戻ってみると為替も金利もほぼ出発前と変わらぬ水準、これといって注目すべき.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】 教訓を風化させるな アジア通貨危機から20年
今から20年前の1997年7月、自国通貨バーツへの売り圧力に抗しきれずにタイが通貨ペッグ制を廃止、そこから本格的にアジア通貨危機が始まった。当時、筆者は東京勤.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】 先進国の出口戦略 年後半、最大のテーマ
早いもので、2017年も既に半分がすぎた。後半戦を迎えるにあたり、いったんことし前半のインドネシアをめぐる金融・経済情勢を振り返ってみたい。 為替は本稿で.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】外貨準備は過去最大 充実しているように見えるが…
先週発表されたデータでは5月末時点でインドネシアの外貨準備は過去最大となる1250億ドル弱に達した、ということだ。 日銀のホームページによると外貨準備とは.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】日本からも有望投資先? インドネシア見直す可能性
S&Pによるソブリン格付けの引き上げによって、インドネシアは3大格付け機関すべてから投資適格の格付けを付与されたことになった。このことによりインドネシアへの証.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】動かないルピア為替 中銀の思惑と資本の流入と
対ドルでのルピア為替が動かない。今年の値幅は8%弱であるが、比較的大きく動いた年初の時期を除く3月以降で言うと5%ちょっとの値幅である。ルピアは比較的動きの少.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】政府支出がGDPけん引 問題となる歳入不足
先週、インドネシア中銀とNY連銀が共催したセミナーに参加する機会があった。インドネシア中銀のアグス総裁はもちろん、NY連銀のダドリー総裁、退任を間近に控えたイ.....
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【西仲崇行の為替経済weekly】再登板スリ財務相に注目 円は100円台で波乱相場に
先週の水曜日、以前から取沙汰されていた、ジョコウィ内閣改造人事が発表された。昨年8月に続く2度目の内閣改造となる。今回、特に注目度が高いのが新たな財務大臣スリ.....