スナン・スナン
別刷り紙面の「スナン・スナン」をまとめました。
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空の青が照らす美しき海 アチェ州ウェ島サバン 目指すは最西端の地
「サバンからメラウケまで――」。旅好きの人ならば聞き馴染みがあるだろうこの言葉は、インドネシアの広大な国土を指す時によく用いられる。サバンは最西端アチェ州ウェ.....
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大きな悲しみを抱きしめ前へ バンダアチェ 凛とした美しい町
なぜ、こうもアチェへ惹かれるのだろうか。「日本人ならば、津波博物館へ訪れなければ」と、ずっと胸に引っかかっていた。2004年のスマトラ島沖地震で、国内ではアチ.....
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模索する伝統と繁栄の両立 コロナ禍で暮らしに変化も バンテン州のバドゥイ人
秘境とも言うべき山間の部落に暮らし、伝統を重んじるバドゥイの人たち。現代文明を拒み、学校教育をも禁じる彼らだが、その暮らしぶりもコロナ禍に変質を迫られている。.....
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赤と黒の糸が紡ぐ生と死 マチャン美術館 塩田千春展「魂がふるえる」
西ジャカルタ・クボンジュルックのヌサンタラ近現代美術館(MACAN=マチャン)で開催中の塩田千春展「魂がふるえる」が明日で閉幕する。5カ月間に渡ったこの大規模.....
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邦人の足跡を訪ねて 独立戦争の発火点 スラバヤ
国内第2の人口都市となる東ジャワ州の州都、スラバヤ。コロナ禍の影響もあり、訪れる機会がなかったが、ようやく実現した。初訪問の感想を一言で言えば、街の規模感とい.....
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米国へ瞬間トリップ! ブロードウェイ・アラム・ストラ 南タンゲランのフォトスポット
ジャカルタから車で1時間足らずで、アメリカ・ニューヨークの劇場地区〝ブロードウェイ〟に行った。正しくはブロードウェイの街並みを再現したバンテン州南タンゲラン市.....
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発想転換で異文化体験 漆黒の闇で天の川を仰ぐ バリ・ニュピ
「静寂の日」とはバリ島のヒンドゥー教徒がサカ暦の新年を迎える「ニュピ」のこと。島民たちが瞑想にふける1年で最も大切な1日となる。外出や灯火を使うことが禁じられ.....
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遂にカーバ神殿をこの目に メッカ ウムラでイスラムの美を
サウジアラビアにある聖地「メッカ」へのハッジ(大巡礼)。これはイスラム教徒が実行すべき5つの義務の1つだ。しかし、世界最大のムスリム人口を抱えるインドネシアで.....
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支援途絶、「神に祈る」 復興はまだら模様 チアンジュール地震から3カ月
昨年11月に起きたチアンジュール地震から3カ月が過ぎた。復興状況を取材しようと現地入りすると、無人の仮設テントが目立ち、商店が営業を再開するなど明るい空気もあ.....
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常夏で育つ果物たち 西ジャワ州ボゴール県 ムカルサリ果樹園
故スハルト元大統領のティン夫人が設立した西ジャワ州ボゴール県にある果樹園「ムカルサリ」は、ジャカルタ中心部から1時間ほどの距離にある。264ヘクタール(東京ド.....
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スカルノ氏が消えた8月16日 レンガスデンクロック事件 カラワン
1945年8月16日。スカルノ初代大統領はこの日、ジャカルタにある前田精海軍少将の公邸で、独立宣言文を起草した。この歴史的を決断したのは、日系企業の集積地でも.....
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古き良き観光地が圧巻 西ヌサトゥンガラ州ロンボク島 海も山も魅力たっぷり
政府が観光開発に力を入れる西ヌサトゥンガラ州ロンボク島のマンダリカ。2018年のロンボク島地震や新型コロナ。おまけに新たに完成した国際空港はマンダリカから車で.....
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観光開発に力が入るマンダリカ 西ヌサトゥンガラ州ロンボク島 「千のモスクの島」
「千のモスクの島」との異名を持つ西ヌサトゥンガラ州ロンボク島。政府による観光開発が進むマンダリカでは、先住民のササック人が暮らす「サデ村」や丘から眺める壮大な.....
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異質の空間に宿る歴史 変貌するファタヒラ広場 コタ・トゥア再開発
オランダ東インド会社の拠点となった旧市街区のコタトゥア。コロニアル様式の建物が多く残るジャカルタ屈指の観光スポットだが、コロナ禍の中で静かに再開発が進められて.....
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広がる不安、不平等に苛立ち 発災から1カ月 チアンジュール地震
チアンジュール地震から約1カ月。政府の情報収集が後手に回って被災地対応は遅れ、住民は疲労を蓄積している。物資不足は深刻な状況が続いており、被災者は経済基盤を失.....
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夕日が海へ溶ける時間をまったりと バリ 王道と邪道を行く
初めて訪れたその場所は、まるで異国と聞いていたがその通りだった。バリ島三大舞踊の1つ「ケチャダンス」で文化体験をし、熱帯気候では珍しいワイナリーで朝からテイス.....
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ボロブドゥール復旧を願う ジョクジャカルタ 伝統と歴史が息づく街
千年の眠りから目覚め、人種や宗教の垣根を越えて訪問者の心をつかむボロブドゥール寺院。ジョクジャと聞けばボロブドゥール寺院と答える人が多いが、中部ジャワ州マグラ.....
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新たな人生の門出と出会う ジャカルタ最古の市場 パサールバル
1820年に開設され、約200年の歴史を持つジャカルタ最古の総合屋外市場というパサールバル。東南アジア最大級のモスク、イスティクラル(中央ジャカルタ)から徒歩.....
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鮮魚求め北ジャカルタへ パサール・イカン・モデルン 活気あふれる魚市場
「水揚げされたばかりの魚を食べたい!」。思い立ったが吉日、前から気になっていた北ジャカルタ・ムアラバルにある魚市場「パサール・イカン・モデルン」に行ってみるこ.....
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笑顔の輪を全国に広げたい 横浜・関内 チンタジャワカフェ
日本国内でインドネシア料理を楽しむ——。一昔前と違ってレストランはめっきり減り、同じ東南アジアでもタイやベトナムの足元にも及ばない。ところが、コロナ禍の逆風を.....
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安全・安心の舞台裏 デポック車両基地 日本の中古車両を支える
通勤・通学、生活の足として、ジャボデタベック(首都圏)を走る日本の中古車両約1150台。それをメンテナンスしているのが、クレタ・コミューター・インドネシア(K.....
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陸自が深めた信頼と友情 ボゴール県 国軍PKOセンター
国道を外れると道は一気に急勾配となり、沿道には国軍の関連施設が立ち並ぶ。目と鼻の先にはジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)のグラウンドやゴルフ場もある。だが、.....
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3年半ぶりのジャワ帰省 田園風景でリフレッシュ 妻の家族と再会
9月半ば、休暇をとり中部ジャワ州の山間部にある妻の実家に帰省した。義姉の長女の結婚式に出席するためだ。帰省はコロナ禍もあって3年半ぶり。前回は車中泊で1泊2日.....
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港町に漂う貧困層の悲哀 北ジャカルタ タンジュンプリオク駅
国際物流の窓口であり、海軍の拠点ともなる港。洋の東西を問わず、いつの時代も港町には独特の活気とドラマがある。北ジャカルタのタンジュンプリオク港も植民地時代から.....
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「世界は広い」という現実 日本語パートナーズ 第2の母校へ極秘訪問
東南アジアなどの日本語教育支援を目的とする国際交流基金の「日本語パートナーズ(NP)」。その一員として年初に約3カ月間、地方の職業訓練校に派遣された。コロナ禍.....
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独立記念日を祝福 大統領、踊る イスタナ
77回目の独立記念日を迎えた17日は、中央ジャカルタのイスタナ(大統領宮殿)で記念式典を取材した。今年は3年ぶりに一般国民も参加。自撮りを楽しむなど一般席は〝.....
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独立記念日にSL走る? 再び製糖工場へ 古都・ソロ
オランダ植民地時代に世界有数の砂糖輸出国となったインドネシア。当時のジャワ島にはサトウキビの大規模農場が広がり、欧州から持ち込まれた蒸気機関車が製糖産業を〝け.....
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本格化する復興事業 中部スラウェシ地震・津波 日本の知見を生かせ
2018年9月28日。4845人もの死者・行方不明者を出した中部スラウェシ地震・津波。マグニチュード(M)7・5の地震が州都パル市一帯を襲い、液状化現象が住民.....
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動き出した観光地開発 外国人観光客の姿も 西ジャカルタ・コタトゥア
ジャカルタ特別州を代表する観光地の一つである西ジャカルタのコタ・トゥア。アニス・バスウェダン知事とエリック・トーヒル国営企業相が2021年4月、この地域一帯を.....
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お祭り気分に酔う市民 ジャカルタフェア あすまで
ジャカルタ暮らしでお祭りと言えば、思い浮かぶのはジャカルタフェア。日本留学体験者としてはジャカルタ日本祭り(JJM)も楽しみだが、ジャカルタの市制施行を記念す.....