パティンバン港に伝統工法

クナパくん パティンバン港の建設が新型コロナウイルス禍で大変な中、関係者の努力もあってかなり進んでいるようだね。最新鋭の技術を使って工事をしたのかな。
記者 この時期に本当にすごいことだね。労務管理を含め、できる限りの努力と創意工夫がされていると思うよ。ただ最新鋭の技術だけでなく、インドネシアの伝統技術もとりいれているよ。
クナパくん インドネシアの伝統技術?
記者 杭基礎の竹杭工法。日本ではあまりないので、こう勝手に呼んでいるところはあるとは思うけど。海岸沿いのヘドロや砂などが堆積して基礎となる地盤が比較的にゆるいところに効力を発揮するよ。街中のビルの工事で使われるコンクリート杭ではどんどん沈んでしまう場所でも、かなりしっかり留まるらしい。
クナパくん 海岸沿いだと竹がすぐに腐って、上に載る構造物は危なくなることはないの?
記者 海水にさらされても意外に長く持つようだよ。2012年から2年をかけてタンジュンプリオク港のコンテナターミナルが整備された際、およそ半世紀前に使われた竹杭が出てきた。しかも、なんとそれら竹杭はまだ十分に機能するものだったらしいよ。
クナパくん 50年ってコンクリート構造物の耐久年数といっしょだね。
記者 ジャカルタからスカルノハッタ国際空港に向かう高速道の基礎杭も、マングローブに沿って竹杭が使われているよ。
クナパくん 海岸線のところだね。
記者 竹は日本というイメージを持っていたのだけれど、日本ではいわゆる外来種の帰化植物になるんだ。もともと日本にはなかったものなんだよ。
クナパくん えっ、そうなの?
記者 日本でも土塀をささえる素材などに使われてきたね。インドネシアでは、地下杭だけでなく、太古から瓦や編み込んで壁などとして使われてきたよ。工事現場の足場としてもよく見かけるね。バリ島ではグリーン・スクールなど竹だけで作った大型の建築物も出てきていて、環境にも優しく、世界から注目されてだしているよ。
クナパくん 日本とインドネシアの技術を活かしたパティンバン港がもうじき開港して、世界への窓口となる日が楽しみだね。

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