【この店おすすめ】 段階別の辛さ、マナド料理
ジャカルタ在住のマナド人が集まるこの店。会社員、主婦らで、毎日にぎわう。中央ジャカルタにある中央銀行のすぐそばの立地。100席以上の席が、昼時には平日でも埋まっている。
紹介してくれたのは、マナド出身のトレーシー・フェニー・ジョイス・ボニタさん(44)。
ジャカルタで生まれ育った18歳の娘と11歳の息子を連れ、たまに訪れるという。
息子は辛いものが苦手だと言うが、辛いことで有名なマナド料理。
この店は辛さを4段階で表示しており、辛いものが苦手という人も安心だ。
入口付近にあるショーケースには、トレイや皿に盛りつけられた本格的なマナド料理が並ぶ。
肉、野菜、魚、スープと多彩な取りそろえ。料理名の横には、トウガラシのマークがそれぞれ0―4個表示されており、辛さの度合いが一目でわかるようになっている。
ショーケースを見ながら、店のスタッフに食べたい品物を頼むと、小皿に取り分けられた料理が座席に運ばれてくる。
注文したのは、サユール・ウォク(1万2500ルピア)、イカン・チュミ・チュミ(4万ルピア)など。
アヤム・ケチャップ(2万2千ルピア)は、柔らかく、煮付けされた鶏肉が、ご飯とよく合う。ナシ・メラ(9500ルピア)、ナシ・プティ(8500ルピア)などをそろえている。
サユール・アチャル(2万3千ルピア)は、歯ごたえの良いピクルスが、満腹感を満たしてくれる。
エス・ジュルック(オレンジジュース、2万ルピア)は、ほどよい甘さだ。
筆者はあまり辛いものが得意でないが、「大好き」という人はぜひ「トウガラシ3」に挑戦してみては。
「ビューティカ」は15年前、南ジャカルタ・クバヨランバルに1号店がオープン。今回の中央ジャカルタ・タナアバン店は2カ所目で、8年前に開店した。中央ジャカルタ・スディルマン通りのカワサン・ニアガ・トゥルパドゥにも店舗を構えている。
少し遠い、億劫だという場合には、弁当形式のデリバリーがパケットAの3万6500ルピアから、ケータリング・サービスが一人8万ルピアから用意されている。(文・写真:田村慎也)