【この店おすすめ】 穴場のイタリア料理店
「最近オープンしたイタリア料理屋さんがあるのよ」。旅行雑誌で記者として働き、レストランやファッション情報を中心に取材するフェニィさんが教えてくれたのが、南ジャカルタのクマン・スラタン・ラヤ通りにある「ソルト」。今月16日にオープンしたばかりだという。
イタリアで長年修行してきたインドネシア人シェフやパティシェが厨房に立ち、食材の9割がイタリアからの輸入。ワインは現在主にオーストラリアなどから取り寄せているが、今後はイタリアのワインを充実させていく予定という。
店内は「自然」をテーマに、グアバの木を壁に打ち込んだ装飾や、オーダーメ―ドの家具などを配置、約100席あり、立席なら150人まで利用可能だ。
席に着くなり、注文したのがイチゴのイタリアンソーダ(5万5千ルピア)。甘すぎず、疲れた体にちょうどいい。イチゴの他にもライム、ドラゴンフルーツなど6種類のフレーバーがある。モクテルなども取りそろえ、ドリンクの種類が豊富だ。
のどを潤したあとはモッツァレラのフリット(6万5千ルピア)を注文する。一口噛むと、熱々のモッツァレラチーズが中から溶け出してくる。
次にランチにおすすめというピザを注文。5―6人前のラウンド型から楕円形のオヴァールなど21種類を取りそろえ、直火のオーブンで焼く。「オヴァールで一番のおすすめ」というビーフ・クアトロ(12万ルピア)。ぱりっとしたクリスピー型の生地とスモークビーフの香りが食欲をそそる。
食事の最後にはソルトのスペシャルデザートという「フィオリレラ(植木鉢)」(8万9千ルピア)を注文。クリームチーズにコーヒーが練り込まれ、上にはクッキーが一杯に敷き詰められている。見た目はやや重そうだが、最後までコーヒーの苦みとクリームチーズの濃厚さのバランスがとてもいい。
「まだ、オープンしたばかりで雑誌とかにもあまり取り上げられていない」とフェニィさん。そのためか、店内は昼時でも席に余裕がある。クマンでイタリアンを食べるときにはぜひ利用したい。