【この店おすすめ】 伊・仏料理で乾杯!
「韓国料理店の多い地区にイタリア・フランス料理のレストランがオープンしました」。PR会社に勤めるオリーブ・リーさんの紹介で「イルミナーレ」を訪れた。カナダでイタリア料理やフランス料理を学んだインドネシア人シェフが切り盛りしているという。
大通りに面したシンプルな構えのレストランで、店内にはテーブル、ソファ席のほか、ミーティングルームやカウンターバーもある。スディルマン通りなどオフィス街から立ち寄るビジネスマンや、ブロックMでショッピングをした帰りなどに主婦が集う場所としても利用されているという。
まず「これは絶対お勧め」というメニューとして、フォルマギオ・エスカルゴ・トスタト・アラ・グリグリア(7万2500ルピア)。チーズやガーリック、ハーブなどが溶け込んだエスカルゴで、口の中でとろけるような一品だ。
ピザは14種類を用意。「ここで初めて食べて大好きになった」というオリーブさんのお気に入りは、ピザ・アグネロ・ピカンテ・アラビアタ(9万7500ルピア)。スライスしたヤギ肉をトッピングに使用した同店オリジナル。ややピリッとしたスパイスやトマトソースで、特徴のあるヤギ肉の臭いを押さえている。こりこりと柔らかい食感が印象的だ。
次ぎはハンバーガー。200グラムの牛肉を目玉焼きやチーズ、ベーコン、トマト、レタスなどと挟んだグラン・ハンバーガー(6万7500ルピア)はボリュームたっぷり。ステーキのような歯応えのある牛肉を想像してかみつくと、ふにゃっとした食感。厚みがあっても食べやすい。
飲み物はジュースからアルコール類まで豊富に取りそろえる。試したゴールド・キャディラック(4万ルピア)は、パイナップルやオレンジなどをミックスした甘酸っぱいバッションフルーツ・ジュース。
店内右奥にはカウンターバーもある。ライチーのソフトな甘さがジンやバーボンと溶け合ったフルーティーなボキシー・ロキシー(9万5000ルピア)など、果物を使ったカクテルがお勧めという。
60インチの大型テレビがガラス張りの厨房前に取り付けられており、週末はサッカー欧州選手権を観戦するサッカーファンでにぎわいそうだ。