【この店おすすめ】 巨大なミーに挑戦
おいしいインドネシアの麺を探していたら、ミニブログ「ツイッター」上で巨大なバクミーの写真を発見した。つぶやき主であるブカシ(西ジャワ州)在歴18年の菅井由紀子さんに、北ジャカルタ、クラパガディンの「バクミー・アロイ」を紹介してもらった。菅井さんと同様、インドネシア人男性と結婚した日本女性の集まり「ひまわり会」メンバーである高橋朋子さんと小野寺裕子さんも同行もした。
クラパガディンは、大通り沿いに飲食店がひしめく。周辺に住むひまわり会のメンバーで、よく食事会を開いているという。「近くにビールも安いインド料理店がある」「向こうの通りに餃子がおいしい店がある」と、高橋さんと小野寺さんは飲食店事情に精通しているようだ。
「バクミー・アロイ」は南スマトラ州パレンバンに本店を構え、ジャカルタには7店舗出店している。麺は自家製だ。
メニューには、2分の1、フルサイズ、1・5倍の3サイズがある。どれくらい大きいものかと、フルサイズのミー・コンプリット(2万4000ルピア)に挑戦。3人が半分サイズのミー・コンプリット(2万1000ルピア)、ミー・スペシャル(2万ルピア)、ミー・アヤム・ジャムール(1万7000ルピア)を注文した。
5分も経たないうちにチンゲンサイが浮いたクア・アヤム(鶏ガラスープ)が配られた。サービス品かと思えば「これを麺に入れるのよ」と菅井さん。クアと2分の1サイズの麺は、中型どんぶりに盛りつけられていたが、フルサイズは直径25センチはある大皿にどんと麺、チャーシュー(豚肉)、アヤム(鶏肉)、チンチャン(牛肉ミンチ)、ジャムール(キノコ)がこんもりと載せられていた。
早速一口。麺が自家製だけあり、つややかでもちもちしている。しょっぱくて甘辛いソースにさっぱりした麺と肉とキノコが絡み合う。クア・アヤムを入れると、風味が増しておいしい。ただ、麺が長いため食べるのに一苦労だ。
やはり、フルサイズは量が多過ぎた。40分粘ってみたが、完食を断念。「大食漢」を自負する人に、ぜひ挑戦してほしい。