【この店おすすめ】 お手頃価格のイガ料理

 東ジャカルタ・ラワマングンにある「ワルン・レコ」。スラバヤに本店を持ち、インドネシア各地にフランチャイズを展開。中央ジャカルタのグランド・インドネシアや南ジャカルタ・クニンガンなどにも同名のレストランがある。
 昼間は日系企業で秘書として働き、夜はダルマ・プルサダ大学の夜間クラスで日本語を勉強しているラティさん(23)が紹介してくれた。「金曜日はお昼休みが長いから、週に一度は同僚と外でランチをする。ここは会社から近いし、おいしくて値段も手頃だからよく来るの」とラティさん。
 お昼時の店内は付近の会社員や家族連れでにぎわっていた。「時々お客さんがいっぱいで入れないから順番待ちすることもある」という。
 ラティさんのお気に入りは、この店の目玉メニューで牛の肋骨(イガ)付近の肉を使った「イガ・ペニャット」(2万6500ルピア)。同僚と来ると、ほぼ全員が同じメニューを注文するという。ジューシーな骨付き牛肉の下にサンバルが敷かれ、ピリリと舌を刺激する辛さに、ナシ・プティ(白飯、4000ルピア)が進む。サンバルの辛さは好みで四段階から選べる。
 「イガ・ソプ」(2万6500ルピア)はイガの旨みと胡椒の効きが絶妙なスープ料理。肉は焼いたものよりも柔らかく、スープの味がよく染み込んでいる。「野菜が食べたいときはよく注文する」という「チャ・タオゲ・トゥリ・メダン(小魚ともやしの炒め物)」(1万5000ルピア)はしゃきっとしたもやしと程良い歯ごたえの小魚の食感が良い。
 ラティさんは、小学生の時に雑誌で七夕の記事を読んで日本文化に興味を持ったという。高校卒業後は故郷の中部ジャワからインドネシア大学日本語学科の2年コースに進学。卒業後も日本語や日本文化をもっと勉強したいと、働きながら通えるダルマ・プルサダ大学の夜間クラスに通い始めた。「将来は日本語の通訳か、日本語教師になりたい」と夢を語った。

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