日本文化の魅力を発信 UI日本文化祭 Yun*chiさん熱唱

 西ジャワ州デポックのインドネシア大学(UI)は学内で22〜24日、同大人文学部日本語学科の学生を中心に「グラル・ジュパン2014(第20回UI日本文化祭)」を開いた。日本のポップカルチャーや食べ物などのブース89が出店し、学外からも大勢の来場者が訪れた。同文化祭では日本音楽のプロモーションを目的に「J―Music LAB2014」(主催日本レコード協会)も開かれ、日本人歌手のYun*chi(ユンチ)さんがライブを実施した。
 24日は学内外から1千人以上の来場者が詰めかけた。入口には約200人が1時間半以上の入場待ち。会場内のブースはどこも満員で、たこ焼きやお好み焼きなどを頬張りながら祭りを楽しむ人々でにぎわった。日本のアニメ「ナルト」を模した服装を着て通りを練り歩くコスプレイヤーたちは、来場者との記念撮影に応じていた。同州ブカシから来た職業訓練学校の学生ファンダさん(16)も「ケロロ軍曹」のキャラクターコスチュームを着て、会場内を歩いた。「10人から撮影を頼まれた」と満足げだった。
 南ジャカルタでインドネシア語と日本語を教える学校「ABAC」もブースを出した。日本語や日本留学に興味を持つインドネシア人の相談を受けた。学校長の水谷明澄さんは「文化祭は日本に関心のある来場者が多い。若者はアニメやマンガなどを通じて、日本語を勉強している。日本に行ってみたい人の手助けができればうれしい」と話した。同校は日本の語学専門学校と提携を結び、留学支援もしている。
 メインステージでは地元ロックバンドの演奏やカラオケコンテストなどの催しが3日間を通じて開かれ、24日は日本の女性歌手のYun*chiさんが初のインドネシアライブを行った。NHKワールド「J―MELO」の番組内で世界の視聴者とともに作った「Waon*」など8曲を披露し、同曲のサビの部分をインドネシア語に置き換えて歌うと観客から大きな声援を受けた。
 Yun*chiは「インドネシアの視聴者の方も一緒に作った。今後も日本の歌と文化を発信し、交流を深めていきたい」と話した。(山本康行、写真も)

日イ関係 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問NEW

ぶらり  インドネシアNEW

有料版PDFNEW

「探訪」

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

今日は心の日曜日

インドネシア人記者の目

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

スナン・スナン

お知らせ

JJC理事会

修郎先生の事件簿

これで納得税務相談

不思議インドネシア

おすすめ観光情報

為替経済Weekly