【この店おすすめ】 クマンでステーキ三昧
ジャカルタ国立大学でメイクアップ技術を学ぶアンナ・マリア・ダルマワンさん(24)は、テレビ局での仕事の後、南ジャカルタ・クマンの「オリ・ステーキ・アンド・パスタ」によく訪れる。
日本をはじめ、多数の外国人でにぎわう「クマン・フード・フェスティバル」の一角にあるこの店は、バーなどおしゃれな店が並ぶ中にあって、美味しいステーキを出すと評判だ。オープン席もあり、サッカー観戦をしながら食事を楽しむことができる。
木を基調にした広い店内が出迎えてくれる。この店のおすすめは和牛ステーキ(ポテトなどの付け合わせ付き、18万5千ルピア)。黒こしょうとバーベキュー、クリームマッシュルーム、バターガーリックの4種類からソースを選ぶ。
和牛のステーキは歯応えがあり、噛むたびにジューシーな肉汁がたまらない一品。肉が食べたい時に、期待に応えてくれる。アンナさんによると、サンバルをかけて食べると格別だという。
この店はステーキだけでなくパスタも売り。特に人気なのが、「スモーク・ビーフ・カルボナーラ」(3万3千ルピア)。薫製牛肉の上に乗せられた半熟卵をカルボナーラチーズと絡めて食べる。アンナさんもクリーミーな味に満足しているようだった。
ステーキでこってりした口を爽やかにするドリンクは「ブルー・ヴァージン・モヒート」(3万5千ルピア)。ライムをベースにパイナップルやライチ、キウイで味付けしたもの。キュラソーのリキュールを使用し、エメラルドブルーで爽快感を演出している。
デザートはレインボーケーキ(3万6千ルピア)が人気。食事の最後に味だけでなく、目で食事を楽しませようとする心遣いが感じられる。
アンナさんは子どものころからの夢だったメークアップアーティストとして、歌手のティア・アネスチャさんのメイクも担当するなど日夜仕事に励んでいる。
長身でセクシーな容姿を生かし、キャンペーンガールとしても活躍するアンナさんは、学んだメイクを自分に施して「実験」しているという。「自分で試してみて一番きれいに見える方法を常に考えている」と話すアンナさん。これからも輝いていてほしい。(赤井俊文、写真も)