【この店おすすめ】都心で東南アジア料理
南ジャカルタ・クニンガンの高層ビルが立ち並ぶオフィス街にあるタイ料理、ベトナム料理、ビルマ料理を提供するレストラン「イースタン・アンド・オリエンタル」。ランチタイムになると、オフィスで働く人でにぎわいを見せている。
紹介してくれたのは、フラダンス教室「フラダンス・ジャカルタ」を経営するイシャン・オデリアさん(26)。友人とフラダンス教室後に訪れることもあるという。
店内は白のタイルと茶色の机などで統一され、カクテルバーなどが併設されている。友人や家族などと大人数でテーブルを囲むことができるのも魅力だ。
夜には淡い光が店内を照らす中、テーブルの上には小さなろうそくが灯り落ち着いた雰囲気を醸し出し、好評だという。
イシャンさんが注文したのは、ベトナム料理のサンドイッチ「バイン・ミー(7万5千ルピア)」、レモングラスの葉を盛った「レモングラス・チキン(8万ルピア)」、タイ料理のキンマの葉で鶏肉を包んだ「チキン・ベタル・リーフ(5万ルピア)」だ。
バイン・ミーはフランスパンに切れ込みを入れ、バターらレバーペーストを塗り、甘酢づけのキュウリや玉葱、人参、ミントの葉、唐辛子、ハムなどをはさんで食べる。ベトナムで庶民の味として浸透している。
レモングラス・チキンは、細かく切られたレモングラスの葉とタイ米と一緒に食べるのが良いという。さらに、好みに合わせて酸味のあるソースなどもかける。
チキン・ベタル・リーフは一口サイズの大きさで、手軽に食べることができる。
そのほかにも、トム・ヤム・プラワン(14万ルピア)などのスープや、パッションフルーツ・チーズ・ケーキ(5万ルピア)やドリアン・パンナコッタ(5万ルピア)のデザートを味わうことができる。食後に飲むタイ・アイスティー(3万ルピア)がイシャンさんのおすすめという。
2009年に開設したフラダンス教室は日本人を中心に約50人の生徒を抱えるまでに成長した。この日も教室から駆け付けたイシャンさんは「インドネシアでハワイ文化、フラダンスの魅力を伝えていきたい」と力を込めた。(小塩航大)