【この店おすすめ】村長さんが通うお好み焼き屋

 バリ島デンパサールからウブドへ行く途中のマス村の大通り沿いに赤ちょうちんが2つ。マス村長のダルマユダさんが足繁く通うお好み焼きの屋台だ。「週2回は食べますよ。似たものにマルタバがあるけど、お好み焼きはマルタバのように油っこくない。野菜がたっぷりで健康的、とても気に入っています」。屋台で待ち合わせ、脇に置かれたタイル張りの丸テーブルで食べることにした。
 メニューは厚め(1万ルピア)と薄め(8千ルピア)があり、具はブタかチキンから選ぶ。地元のバリ人女性が焼くお好み焼き、果たしてその出来は‥。熱々を口にすると、懐かしい味がした。キャベツは程よく火が通り、サクサクとした食感。日本のお好み焼きソースにローカル産を混ぜたというソースもなかなかいける。
 マス村に住む大阪人夫婦の指導を受けたそうだ。それで納得した。屋台は今年5月にオープンしたばかりだ。もっぱら子どもたちに人気で、多い日には60枚も出るという。
 お好み焼きと一緒にミルクコーヒーにかき氷を入れた「コーヒー・スムーシー」(6千ルピア)を注文した。普通の屋台にはない飲み物を出したかったからとのこと。お好み焼きにコーヒーのかき氷?と最初は思ったが、試してみると両者は意外と相性がいい。常夏のバリで食べる、焼き立てのお好み焼きだからか。
 「近所にお好み焼き屋が出来て良かった」と話すダルマユダさんは、村長に選ばれてちょうど1年になる。村にとって最大の課題はごみ問題。「ウブドと並んでマスにも外部からの投資がたくさん入ってきている。ウブドから引っ越してくる外国人もいる。開発と環境保護のバランスを保っていくか、村の将来を左右する重点課題です」(北井香織、写真も)

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