ファッション・ウイーク開幕 JCC 来場者12万人超見込む 「文化的アイデンティティー」テーマに
国内最大級のファッションイベント「インドネシア・ファッション・ウイーク(IFW)」が28日、中央ジャカルタのジャカルタ・コンベンション・センター(JCC)で開幕した。4月1日まで。12万人を超える来場者を目指し、計1千億ルピアの売上を見込む。
会場にはジャワ、スマトラ、カリマンタン各島など各地からバティック(ろうけつ染め)の服、アクセサリー、靴、かばんなど、450ブランドが全460のブースに並ぶ。
ムスリムファッション専用のホールにもブースが並び、インドネシアをムスリムファッションの中心として、盛り上げていきたいという思いが込められている。
ファッションショーは期間中17回にわたって開催され、国内から200人のデザイナーが参加するほか、オーストラリア、ミャンマー、イタリア、トルコ、マレーシアからも参加する。注目されるデザイナーのショーは毎日午後6時からとなっている。
IFWはことしで7回目。「文化的アイデンティティー」をテーマとし、「インドネシアの文化と伝統をファッションに反映し、自分たちのアイデンティティーを刻んでいければ」と主催のインドネシア・ファッションデザイナー協会(APPMI)のポピー・ダルソノ代表は話す。
国内ファッションについては、「より収益性の高い業界へと発展している。これからもIFWを開催し続けていくことで、インドネシアファッションの価値を高めていきたい」と期待を込めた。(上村夏美、写真も)