森のスカイウオーク完成 全長2.2キロ、新名所に 西ジャワ州バンドン市
西ジャワ州バンドン市北部に広がる森林で17日、スカイウオーク(高架式遊歩道)の完成式があった。全長2.2キロ、高さ3〜4メートルで、式に出席したリドワン・カミル市長は「東南アジアで最も長い森林スカイウオークの一つになる」と新名所をアピールした。地元メディアが報じた。
森林は同市チョブロン郡タマンサリ通りに位置する「ババカン・シリワンギ」。面積は約7ヘクタール。
遊歩道には、ベンチやテーブルのあるオープンスペース、街灯、ごみ箱などが設置されている。
建設費は170億ルピア。計画を始めた2016年は60億ルピアだったが、17年に入って110億ルピアを追加した。
今後、森林の西側にある公園「テラス・チカプンドゥン」につながる長さ2〜3キロのスカイウオークを建設するという。
森林はかつて、市と民間企業によるアパート建設の候補地となったが、リドワン市長は「私は市長就任前の2010年から建設に反対してきた。就任後、この森林を守り、(任期満了前の)ことし初めにスカイウオークを完成させることができてよかった」と振り返った。
森林は11年9月、国連環境計画(UNEP)が3.8ヘクタールを国内初の「都市の森林」として認定し、同市が保護することが決まった。(上村夏美)