二輪車規制標識を撤去 タムリン通りなどで州政府 (2018年01月11日)

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 ジャカルタ特別州の二輪車通行規制撤廃を命じた最高裁判決を受け、同州運輸局は10日、規制対象の目抜き通り沿いに設置されていた規制標識をすべて撤去した。正式な解除通知はまだだが、中央ジャカルタのタムリン通りなどではオートバイが通行を始めている。

 アニス・バスウェダン知事は9日、地元メディアに「1、2日以内に二輪車用の路線を準備し、通行できるようにしたい」と説明。これを受ける形で、州運輸局は10日、規制対象のタムリン、メダン・ムルデカ・バラット両通りとその周辺にある二輪車通行規制の標識を全て撤去した。
 これに対し、警視庁交通局は10日、規制の正式撤廃前に、新しいルールを整備するようアニス知事に要請した。具体的には、四輪車対象の規制策「奇数・偶数制度」の対象範囲を二輪車まで拡大する案を提示している。
 規制標識が撤去されたタムリン通りなどでは、正式な解除通知を待たずにオートバイが通行を開始。同通り南端、中央ジャカルタのホテルインドネシア(HI)前ロータリーで交通整理をしていた同局職員は、じゃかるた新聞の取材に「すでに二輪車への規制は解除された。いつでも通行できる」と説明。同じ場所にいた警官は「正式な解除はまだ先だが、最高裁判決が出た以上、違反摘発はできない」と語った。
 オンライン配車サービスのゴジェックなどに登録している二輪運転手の間では、週明け15日にも正式に規制解除されるとの臆測が飛び交っている。
 規制で遠回りせざるを得なかった運転手らは、この知らせを歓迎。すでに一部の運転手は対象の通りを通行し始めているが、正式発表を待つ人もいる。
 ゴジェック運転手のラフマット・ヤディさん(40)は「来週月曜に正式に解除されると聞いたのでまだ通っていない。規制解除には大賛成。渋滞を悪化させているのは俺たちでなく四輪車だ」と語気を強めた。他の運転手仲間も「モナス(独立記念塔)に行くにも回り道をしなけらばならなかった」と漏らした。
 これまでは規制対象の通りを通過するルートで運賃が計算されていたため、「やっと正規の運賃になる。回り道でガソリン代がかさむこともなくなるだろう」と話した。(中島昭浩、写真も)

撤去された二輪車通行規制の標識
撤去された二輪車通行規制の標識

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