天井崩落で3人死亡 建設中のアパート 南ジャカルタ区クバヨランラマ (2017年12月28日)

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 26日午後8時15分ごろ、南ジャカルタ区クバヨランラマで建設中のアパート「ザ・パクブウォノ・スプリング」の工事現場で、2棟あるタワーの入口上部まで続くコンクリート製の半アーチ型天井の一部が崩落し、作業員3人が死亡、3人が重軽傷を負った。

 事故が起きたのは、ショッピングモール「ガンダリア・シティ」の北約1.3キロの大通り沿いにあるアパート建設現場。
 崩落した天井部分は、42階と38階建ての2棟の住居タワーの間にあるメーンエントランスまでのドロップオフエリアの上に掛かる予定だった。足場部分を巻き込みながら崩落、作業員らが下敷きになるなどした。
 施工業者は民間建設大手トータル・バングン・プルサダ。同社ウェブサイトによると、2018年中に建設を終える予定で、16年から工事が始まった。事業は不動産開発大手アグン・ポドモロ・ランド子会社で、パクブウォノ・レジデンスなどを手掛けるシンプルッグ・マフコタ・インダから受注した。
 南ジャカルタ警察のマルディアズ・クシン・ドゥウィハナント署長は、崩落原因について「当初はコンクリートで建造する予定だったが、半分ほど建設が進んだ時点で、全面ガラス張りにデザインが変更された。施工業者は計画変更後に他の業者に変わっている。無理な工事があったとみられる」と説明した。
 死亡したのは、下請け業者とみられるトゥナス・ジャヤ・サヌル所属の作業員アディさん(30)、ホイルル・マスムさん(35)、デディ・イルワンさん=年齢非公表=の3人。アリス・スヤント・ビン・スマディさん(33)は左手首と右足を骨折、ムクラスさん(44)は左頭部に裂傷、イドリス・ビン・ソハリさん(28)は両脇にすり傷と脚部に裂傷を負った。
 遺体はファトマワティ病院、負傷者はプルマタヒジャウ病院に運ばれた。デディさんの遺体は、不用意に動かすと他の天井部分が崩落する恐れがあったため、27日午後4時半ごろに運び出された。
 2カ月前まで完成した部屋などの掃除をしていたという作業員ヌルハヤさん(52)は「(天井の下は)花や木を植えた公園のような憩いの場所になる予定だったと聞いていた」。向かいのルコ(住居付き店舗)の警備員の50代男性は「ドーンと大きな音がした。遺体が運び出されたのは27日になってからだった」と話した。
 警察は詳しい事故原因の捜査を続ける。28日には鑑識班が現場検証を行う予定。(中島昭浩、写真も)

天井の崩落現場。26日午後4時現在、紺色のブルーシートが掛けられていた
天井の崩落現場。26日午後4時現在、紺色のブルーシートが掛けられていた
事故があった「ザ・パクブウォノ・スプリング」
事故があった「ザ・パクブウォノ・スプリング」

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