空港整備に95兆ルピア スカルノハッタ拡張へ 5カ年開発計画 (2017年12月11日)

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 国営空港管理第2アンカサプラはこのほど、2022年までの5年間で空港開発に95兆ルピアを充てると明らかにした。うち6割はスカルノハッタ空港(バンテン州タンゲラン市)の拡張工事に充てる。同空港を22年までに年間約1億人が利用できるよう、第3滑走路と第4ターミナルの建設、第1、2ターミナルの改修、物流インフラや空港周辺のホテル開発に力を入れる。       

 第2アンカサプラによると、95兆ルピアのうち6〜7割は戦略投資として、国内各地で計画または建設が進む新しい空港建設や滑走路、ターミナル建設・改装などにあてられ、残りは既存空港の運営・維持に使う。
 スカルノハッタ空港では、第1、2ターミナルの改修を20年までに終え、第4ターミナルは22年開業を目指す。さらに物流センター「カーゴ・ビレッジ」の建設も進める。18年3月には第3滑走路の建設を開始する予定。幅60メートル、長さ3千メートルで、投資額は1兆8千億ルピア。
 滑走路の用地には、タンゲラン県・市で計216ヘクタールに及ぶ土地収用が必要。216ヘクタールのうち確保できた用地は、第2アンカサプラが所有する49ヘクタールと受け渡しが決まった21ヘクタールの計70ヘクタールのみだが、18年3月には土地収用が5〜6割完了する見込み。
 第3滑走路は、第2滑走路の北側約500メートルの場所に設置される。新たな滑走路建設に伴い、空港周辺で閉鎖される道路があるため代替道路を設けるほか、駐機場や格納庫も整備する。
 同空港では現在1時間当たり80便が離発着しているが、第3滑走路が完成すると同114便まで増やせるという。
 また同社はことし第3ターミナルに38、第1ターミナルに12の自動チェックイン機械を設置し、システム面などのソフトインフラ整備に2千億ルピアを計上した。18年も3千億〜5千億ルピアを投資するという。
 第2アンカサプラのムハンマド・アワルディン社長は「スカルノハッタへの一極集中化の負担を減らすため、新空港の建設は欠かせない。さらに空港事業以外でも収益を伸ばしていく」と意気込みを語った。
 同社はすでにホテルと物流インフラ開発を担当する子会社「アンカサプラ・プロペルティンド」を設立しており、同社が管理・運営する大型主要空港での物流システムの整備や空港周辺のホテル開発を進める。
 スカルノハッタ空港は16年8月に新第3ターミナルがオープン、ことし9月にはターミナル間を結ぶスカイトレインが開通した。ジャカルタ中心地と同空港を結ぶ空港鉄道が今月開通する予定。(毛利春香)

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