アジア大会 手伝おう 最大1万5000人 ボランティア募集開始 外国人も応募可

 2018年8月18日〜9月2日、ジャカルタ特別州と南スマトラ州パレンバン市で開かれるアジア大会に向け、18日からボランティアの募集が始まった。2回に分けて実施され、まず18年2月に同市で開かれるテストイベント10競技の運営を手伝う2千人を選び、続いてアジア大会開催時に活動する計1万3千人を選ぶ。外国人も応募できる。

 同大会組織委員会(INASGOC)によると、応募可能年齢は18〜40歳。希望者は、オンラインで名前や住所、住民登録証、パスポート情報など個人情報を登録して申し込み、面接やグループディスカッションなどを通じて選考される。
 現在は、2月10〜24日にパレンバン市で行われるテストイベントのボランティアを募集中で、23日に登録、申し込みを締め切る。
 続いて12月からは、大会会期中に活動するボランティア1万3千人を募集する。配置場所は1万1千人がジャカルタ特別州、残り2千人がパレンバン市。
 テストイベントと大会本番両方への応募も可能で、全体の3割は外国人ボランティア枠という。食費や制服などは支給される。
 INASGOCのエリック・トヒル委員長は「アラビア語や中国語、日本語などができるアジアからの応募者はプラス評価」と説明。「活気あふれる若い世代と共に、アジア大会を成功させたい」と話している。
 ボランティアの役割・仕事は主に4分野。各国元首や国際オリンピック委員会(IOC)関係者らをもてなす「プロトコル・アシスタント」▽各国の代表団や政府関係者らをもてなす「NOCアシスタント」▽空港やホテル、会場、選手村、食事などの情報を提供する「リエゾン・オフィサー」▽試合実施をサポートする「ワーク・フォース」で、4分野に共通する細かい活動内容として、宿泊、交通、ケータリング、チケット、セレモニー、選手の発着時のサポート、広報、報道など17項目が設けられている。
 4分野はそれぞれ応募条件が若干異なる。プロトコル・アシスタントとNOCアシスタントは、3年制短期大学(D3)卒業以上の学歴が必須。残り2分野は、高校を卒業していれば応募できる。ワークフォース以外の3分野は、英語での流ちょうな会話、読み書きが求められる。
 4分野に共通する応募条件は、ワードやエクセル、パワーポイントなどを使えるコンピュータースキル▽チームの中で自ら積極的に行動▽コミュニケーション力▽多様な文化が混ざる中での協調性▽スポーツへ興味▽清潔感――など。
 応募時には、4分野から希望を一つ、17項目の活動内容から2〜4の希望を出すことができる。
 詳細はウェブサイト(http://volunteer.asiangames2018.id)で。(毛利春香)

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